『スタンフォード式』睡眠医学と最新技術で開発された子ども用枕「ブレインボー キッズピロー」発売
『スタンフォード式 最高の睡眠』で知られる西野精治教授が代表を務めるスリープテック「ブレインスリープ」が、初の子ども用枕「BRAINBOW(ブレインボー)キッズピロー」を発表した。16日に行われた商品発表会の模様を伝える。
“最高の睡眠で、最幸の人生を。”をミッションに掲げる同社では、睡眠関連商品を集めたECプラットフォーム「ズーランド」や睡眠情報サイト「スリーぺディア」、「睡眠・SAS外来」設置、企業のための健康経営サービス「睡眠偏差値forBiz」など、正しい睡眠の情報や睡眠医学に基づいた商品やサービスを発信してきた。同社の睡眠医学の観点から生まれた子どもの脳を育てるブランドが「BRAINBOW」である。
同社代表で米スタンフォード大学医学部精神科および同大睡眠生体リズム研究所所長の西野精治教授は、睡眠と子どもの脳の関係性を「日本人の睡眠時間は、あらゆる調査で世界一短いと言われてきました。大人と同じように子どもの睡眠時間も世界一短く、たとえば日本の12歳の子どもの睡眠時間をスイスと比べると許容できるギリギリなんです。
質の良い睡眠を取らないと成人でも生活習慣病や免疫不全、がん、認知症、感染症のリスクが高まりますが、子どもの場合もイライラする、落ち着きがなくなる、キレやすくなる、集中できないといったことが起こり、生活習慣病や不登校のリスク、学業や運動能力の低下などの影響が出てきます。睡眠不足が子どもの脳の発達に関係しているというエビデンスも出ていて、特にREM睡眠の際に新しい神経細胞が形成されることが立証されています。さらに子どもの睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーを治療せずに放置すると、低酸素による精神発達遅延や胸郭変形、成長ホルモン分泌障害による低身長などにも影響を及ぼすのです」と解説した。
より良い睡眠を取るポイントは「睡眠にとって体温調節は非常に大事で、寝ている間というのは体温が下がって手足や皮膚の表面から熱が放散されます。眠る時に体温が下がらないと寝付きが悪くなって良い睡眠は取れません。頭も身体の内部と同じで、寝ている時には体温が下がります。頭の温度を下げないと、良質な睡眠が取れないことが立証されているんです」と西野教授。
同社の道端孝助共同代表は、西野教授の監修で開発した「BRAINBOW キッズピロー」を「我々が提唱していきたいのは、睡眠習慣を整えながら子どもの脳を育て、より賢く、より成長していただきたいという思いです。そのために頭を冷やすことは大切で、成長段階の子どものほうが大人よりも熱の放散性があるので、よりスムーズに熱を放散するために通気性のいい枕を選ぶことは大事になってきます」と語る。同社の「ブレインスリープピロー」と同じ素材で、中心に冷却ジェルを入れられるスペースや、成長する子どもの頭に合わせて使用できる構造、シャワーなどで枕を丸ごと洗えることが特長。さらに使用済みの枕を回収し、リサイクルするシステムを構築しているという。
発表会には「BRAINBOW キッズピロー」を愛用中のモデルで女優の山田優も登場した。子どもの最高の睡眠を叶える寝具として開発された「BRAINBOW キッズピロー」は、同社ECサイトにて予約を受け付けている。