五輪観客に直行直帰のススメ。マスク拒否は退場のケースも
冒頭にあいさつする組織委の橋本聖子会長と専門家ラウンドテーブルの岡部信彦座長(Photo by Tokyo 2020)
東京2020組織委員会が6月18日、「第4回東京2020大会における新型コロナウイルス対策のための専門家ラウンドテーブル」を開催した。
その後に行われた会見では観客に対してのガイドラインの素案が発表された。
観客には、アプリによる事前健康管理、マスク・ハンカチ持参、フィジカルディスタンスの確保、体調が優れない場合は来場を控える、手荷物は最小限に、手指の消毒といった基本的な感染対策を推奨。
そのうえで人流抑制の観点から、会場への「直行」、交通機関や会場周辺の混雑を避けるため、時間に十分余裕を持っての来場や時差来場、他県から県境をまたいで来る場合、交通機関や宿泊施設の利用時や食事の際の感染症対策、人流抑制を要望した。
会場に入ってからの注意点としては、会場内移動の際は同居者以外の人との距離を可能な限り確保、会場内通路等におけるグループでの飲食を控えるといったことが挙げられた。
またマスクを外しての応援や、それに対する注意を受け入れない観客については退場してもらう場合もあるとした。
そして観戦後には人流抑制の観点から会場からの「直帰」を推奨した。