7・4後楽園での「KING OF DDT」準決勝に向け佐々木大輔、竹下幸之介、火野裕士、樋口和貞の4強が気炎【DDT】

KO-D無差別級王座挑戦を視野に入れる竹下

 トーナメント優勝者は、夏のビッグマッチとなる富士通スタジアム川崎大会で行われるKO-D無差別級選手権において、挑戦者の最有力候補となることは必至。すでに竹下は、そこを明確に意識しているが、ほかの3選手は、そのことを問われると、佐々木は「(挑戦が)見えてから考えます。ベルトはベルトから寄ってくる。それに関しては何も考えていません」と述べた。火野は「流れに任せるというか。見てるお客さんたちが“火野のベルト挑戦が見たい”だったら、もちろんやる。自分でこうしたいというのは、そこまで考えていない。お客さんが面白いこと、求めることをやっていきたい」、樋口は「優勝したら必然的にそうなるということで。秋山準に挑戦して、KO-D戦線から、だいぶ後退してると思いますので、そこを見据えてるつもりです。今は『KING OF DDT』を一歩一歩上がっていくのが大事。目の前を大切にしていこうという気持ちです」と話した。

 竹下はトーナメント開幕にあたって、新技の変型チキンウイング・フェースロックを披露したが「あの技はこのトーナメントのために開発したというより、昨年末、秋山選手に2回目負けた直後に開発したんです。3回目がいつあるか分からないけど、そのときが来たときのために。それにこだわってるというより、どれぐらいの攻撃力があるかを試し斬りしてる感じ。1回戦、2回戦、それでギブアップを取れて、攻撃力はその結果が証明してるんじゃないか。準決勝、決勝でも試すかもしれないし、試さないかもしれない」と語った。

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