東京五輪再抽選チケットは97セッション91万枚。返金は大会終了後

チケットに関する詳細を説明する鈴木秀紀マーケティング局次長(Photo by Tokyo 2020)

返金はパラリンピック閉会式の9月5日以降

 払い戻しについては7月6日未明~7月15日11時59分まで公式チケット販売サイトでのみ申請可能なのだが、返金時期についてはオリンピック・パラリンピック終了後に順次となっている。ちなみにパラリンピックの閉会式は9月5日となっている。

 また観戦チケットについては従来は紙チケット、ホームプリントチケット、モバイルチケットの3種があったのだが、ホームプリントチケットのみに変更し、7月6日から発行を開始する。ホームプリントチケットはpdfファイル形式になっているデータを自ら印刷し、そこに印字されたQRコードで本人確認等を行うもの。1枚ずつ異なるQRコードが印字されている。印刷ができない場合、このQRコードはスマートファンの画面に表示して入場することも可能なのだが、組織委は混雑によって通信障害などが起こる可能性もあることや、QRコードの表示に時間がかかる恐れがあることから、印刷し持参することを推奨している。

 今回の再抽選の対象に関係者チケットが入っていないことについては、関係者チケットは通常時で全体の2~3割を占めるのだが、現時点で2割を切っていること、これまでに抽選以外の方法で減らす努力をしてもらったこと、関係者チケットは抽選が難しいといった理由を挙げた。

 またパラリンピックについては観客の上限数が7月16日に決まることから、同日から再抽選の結果発表とホームプリントチケットの発行を開始。払い戻しについては16~26日に受け付ける予定となっている。

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