菅田将暉「幸せでした。まじか、と思ったけど」山田洋次監督最新作『キネマの神様』が完成
山田洋次監督の最新映画『キネマの神様』(8月6日公開)の完成披露試写会が28日、都内で行われ、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、北川景子ら主要キャストと、山田監督が登壇、公開日がようやく迫ってきた本作についての思いを語った。
この日まで思いがけないことがたくさんあった。クランクインするも撮影半ばで菅田とダブル主演を務めるはずだった志村けんさんが逝き、撮影も長期中断を余儀なくされ、公開も延期になった。
山田監督は、足を運んだ観客を前に「1年半前、主演のゴウをやるのは志村けんさんでした。そのつもりで撮影をしていたんだけれども、志村さんがそのコロナで倒れてしまって、どうしようと思ってぼう然としていたんだけれども、沢田研二さんが決心をしてくれた。志村けんとはまったく違う沢田研二のゴウ像を創り上げてくれました」と優しく語り、「大変なできごとを経て、この作品が出来上がったんだということを思いながら見てください。そして、志村けんさんのことも思い出してください」と話した。