菅田将暉「幸せでした。まじか、と思ったけど」山田洋次監督最新作『キネマの神様』が完成

 

 永野も現場を楽しんだようで、「監督が朝、突然『How are you?』って聞いてくださった日があって、監督の英語を聞けたという奇跡的な瞬間と、うれしさと驚きがありました。英語で敬語にするのどうしたらいいかと分からなくて、『I’m fineです』と返しました」と笑うと、監督は「そんな気の利いたこと言ったかなあ」と笑っていた。

 菅田を始め、今回のキャストには山田組は初めてのメンバーが多い。監督は「新しい人たちと巡り合える喜び、楽しみ、それが僕にとってどんなに大きな刺激があったかわかりません。本当に楽しかったです」とうれしそうだった。

 監督は「クランクインして、1年半もかけて、完成披露試写会を迎えることができました。こんなこと僕も初めて体験するわけだけれども、無事に(初日の)8月6日を迎えられるように、これ以上コロナがこれ以上進まないように、できたら8月6日は50%なんかじゃなくて、いっぱいお客さんが入っている劇場で封切りになればいいなと思っています」と話していた。

 イベントには、宮本信子、寺島しのぶ、前田旺志郎も登壇した。

 本作は松竹映画の100周年記念作品。