日本青年会議所「TOYP2021」でサーキュラーエコノミーの普及と実践が評価された安居昭博氏がグランプリ受賞

準グランプリの奥田真司氏(撮影・蔦野裕)

奥田氏は「非食用米」を活用したバイオマスプラスチックを製造

 準グランプリの「農林水産大臣奨励賞」「Rethink PROJECT賞」は奥田真司氏と金城立磨氏の2名が受賞した。

 奥田氏は原材料に「非食用米」を活用したバイオマスプラスチック「ライスレジン」の製造と普及を行っている。

 奥田氏は「日本有数のコメどころである新潟県南魚沼市でくず米、砕米、災害に遭って廃棄されるようなお米、古くなって行き場を失ったお米といった非食糧米を活用したバイオマスプラスチック『ライスレジン』の製造・販売を行っています。その活動を通して、脱プラスチックの問題、地球温暖化、海洋プラスチックの問題、さらにはフードロス、そして原材料となるお米作りを通して、日本の農業の課題の解決に取り組んでいます。このような素晴らしい賞をいただけたのも、私一人の取り組みではなく、この事業と出会うきっかけをいただいた素晴らしい出会い、創業メンバーが10年以上積み上げてきたこれまでの取り組み、同じ志を持って取り組んでくれている仲間たちの支えがあってのこの賞だと思っています。地球の環境を守るために我々は一歩ずつまたさらに進んでいきたい。この賞をきっかけに、皆さんに我々の活動を認知していただき、一緒になって取り組んでくれる方が増えれば幸いです」とスピーチ。