竹下幸之介が「KING OF DDT」を2年ぶりに制覇しKO-D無差別級王座への挑戦が濃厚に【DDT】

フィニッシュはクロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド

 バックステージで、竹下は「しっかりこの1年、2年で僕がベルトに絡まない期間というのは何か全然ムダじゃなかった。特にこの半年、今年に入ってから自分が意識してきた。やっぱり団体のエースとして、プロレス界の未来として、懐が深く大きく、戦いたいなと。スケールの大きいプロレスラーになりたいなという、そういう心構え、気持ちで今回はトーナメントのリングに立ったので。それが自分のなかでできたうえで優勝したんで、非常に満足のいく結果です」と会心の笑顔を見せた。

 死闘を繰り広げた火野戦については、「火野さんと決勝になって、勝てるか負けるか、そのときなりの勝負なので、分かんないなと思ったのが、戦っていくうえで自分のなかで高まっていくものもあったし、絶対負けてたまるかって。何べんラリアットをやっても火野さんが倒れなくて、途中からは試合に勝つどうこうよりも、まずラリアットでコイツを倒してやろうという、そんな一試合のなかに何度も勝負する瞬間がありました。その勝負に勝っていったうえで、最後の3カウントにつながったかなと思います」と振り返った。

 そして、「優勝したからタイトル挑戦ができるって、正式に決まっているわけじゃないと思いますけど、文句なしだと思うので。火野さんに勝ってるし。8・21富士通スタジアム川崎、僕がメインイベントに立ちますよ」とキッパリ。