「KING OF DDT」制した竹下幸之介、8・21川崎で秋山準の持つKO-D無差別級王座への挑戦が決定【DDT】
そして、「(トーナメント制覇できたのは)自信なんです。2年前に優勝したときは、あのときも自信はありましたし、自分が一番強いんだという自負もありました。絶対優勝してやる、俺しか優勝しないだろという気持ちでリングに立ってたんですけど、今回はそういう気持ちですらなくて。ありのままの自分で、ナチュラル竹下でリングに立つ。試合が終わってみれば自分が勝ってるという。懐の深い、スケールの大きいレスラーになりたい。そういうテーマが自分のなかであったので、相手を包み込んであげるような。そんな気持ちでリングに立っていて、終わってみれば優勝していた。変型チキンウイング・フェースロックという新しい武器もありましたけど、変にプレッシャーを感じることもなく、ありのままの自分で優勝できた」と達観したコメントを残した。
「秋山はどう映っていたか?」との問いには「新鮮だったと思うんです。DDTに定期参戦して、約1年。マッチアップの面でも初対戦、初シングルとか、そういうのが多いなか、新鮮だったんじゃないかと。だからこそ話題になるものもあった。でも、その新鮮なマッチアップというのは、僕が止めちゃってもいいかなって。まだ見たい組み合わせがあると思うけど、それはタイトル戦でなくてもいいと思うので。今はDDT所属の秋山選手ですけど、僕は一発やり返すまで、外敵じゃないけど、倒さないといけない相手、もっと言えば敵だと思ってるんで。DDTにKO-D無差別のベルトを取り戻す。そんな気持ちでいます」と語った。
8・21川崎は野外会場でのタイトル戦になるが「僕はもともと陸上競技をトップ選手でやってたんで。陸上なんて野外でスタジアムで何度もやってるわけで。高校時代、八種競技、十種競技みたいなのをやっていたので、ずっと走る飛ぶ投げる、すべてにおいてスタジアムで戦ってきたので、場所がふだんと違うことへの不安はない。僕はプロレスを見始めて、4歳、5歳のときにはFMWのビデオを見て育ったので、そういう意味では旧川崎球場というのは感慨深いものがあって。22年経って、自分がそこのメインイベントに立っているという。DDTの、プロレスのおもしろさだと思います」と述べた。