日米で170勝挙げた松坂大輔が今季限りで引退 巨人・菅野は五輪辞退

 

 プロ野球の西武ライオンズが7月7日、松坂大輔投手(40)が今季限りで現役を引退することを発表した。昨年7月に頸椎の手術を受け、今季、復活を目指していた。

 松坂は神奈川・横浜高のエースとして甲子園で春夏連覇を成し遂げ、1999年にドラフト1位で西武に入団。高卒ルーキーながら1年目に16勝を挙げ新人王に輝いた。エースとして西武の2度のリーグ優勝と1度の日本シリーズ優勝に貢献。2006年オフにポスティングシステムを行使し、レッドソックスと6年契約を結んだ。メジャーでも1年目から15勝を挙げ、ワールドシリーズでは日本人初の勝利投手にもなり優勝に貢献した。翌2008年シーズンも18勝を挙げた。

 2009年には3月に行われたWBCに日本代表として出場。日本を優勝に導きMVPに輝いた。しかしシーズンでは4勝に終わったのだが、シーズンオフにWBCの前から股関節を痛めていたことが明かされた。以降、低迷が続き、2013年には一時、インディアンスとマイナー契約。同年8月にはメッツとメジャー契約を結んだが復活はならず、2016年から日本球界へ復帰。ソフトバンク、中日を経て、2020年シーズンから古巣の西武に復帰。復活を期していた。日本で114勝、メジャーで56勝の170勝を挙げた。

1 2>>>