大原櫻子が保護犬・猫の譲渡会イベントに参加 映画『犬部!』で“動物のかわいさ”より伝えたかったこと

 

 トーク後、大原に直接、イベントに参加した思いを尋ねた。

 保護犬・猫たちと触れ合い「みんな元気で人懐っこくて、びっくりしました(笑)」と笑顔の大原。

「今日は、保護犬・猫についてのことや、譲渡会の情報を少しでも広めることができたらと思い参加させていただきました。『犬部!』のお話を頂いたとき、最初は保護犬・猫たちの魅力をたくさん伝えられたらいいなと思っていたのですが、撮影を通して、生き物を飼うことの意味、責任の重さもしっかり伝えたいと思うようになりました。

 私自身『犬部!』で保護犬・猫が直面する現状に触れるまで、自分がほとんど何も知らなかったことに気づいたんです。犬部の活動のことも今回初めて知りましたし、保護犬・猫がどれほど多いかも知り、やっぱりまずは知ることが大事なんだと感じています」

 映画『犬部!』の撮影現場では“動物最優先”でお芝居も進行したという。

「決められたセリフだけを言っていたら、この作品はできなかったと思います(笑)。動物たちに合わせてその場でアドリブを入れながら自然にお芝居をしないといけないので、自分がどういう役かを完全に理解している必要がありました」

 大原たちキャストも、常に現場の動物たちの様子に目を配っていた。

「子イヌが母イヌの母乳を飲むシーンを撮影しようとしていたのですがお腹いっぱいなのか飲もうとしないので、別のシーンの撮影を始めたんです。ところがふと見ると、子イヌが2匹ともお乳を飲んでいたので、これはチャンス!と思って(笑)。急いで監督に伝えて、とてもいいシーンを撮ることができました。動物たちが本当にすばらしい表情をカメラに向けてくれるので、ドタバタでしたけど毎日現場が楽しみでした」