榊原CEOがMMA挑戦を表明したKNOCK OUT王者・鈴木千裕に「むちゃくちゃ興味がある」【RIZIN】

7月18日のKNOCK OUTで「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者」に就いた鈴木千裕(撮影・蔦野裕)

朝倉未来は年内2試合。那須川天心は「本人が大晦日出場に強い思い」

 鈴木はキックボクシングでのプロデビュー前には「RIZINアマチュアMMA2016 フライ級」とパンクラスの「ネオブラッド・トーナメント2018 フライ級」で優勝の実績がある。キックボクシングではプロデビュー後、11戦10勝(8KO)1敗で、現在5連続KO勝ちのハードパンチャー。18日の王座戴冠後のリングでMMA挑戦を表明。「格闘技界の大谷翔平になる」とキックとMMAの二刀流に挑戦する意向を示している。

 また榊原氏は「スポーツ庁とか入国管理局などとご五輪前からずっと話をしてきたが、6月13日のムサエフとケラモフは五輪という大義をトリガーにして入国をさせてもらう機会が作れた。9月は当初から五輪で忙しいし、入管としても無理だと言われていて、9月の大会はいずれにしても日本人だけ。10月以降の大会はワンチャンあると思っている。外国人選手を呼ぶチャレンジをしていきたい。外国勢が入ることでさらにスケールアップされると思うし、鈴木選手もそうだがまだ見ぬニューカマーをどんどんデビューさせる機会を作っていければいいなと思っている」と外国人選手の招聘の見通しについても語った。

 東京ドーム大会でクレベル・コイケに敗れた朝倉未来(トライフォース赤坂)については「9.19から秋で1試合して、大晦日の年内2試合。未来にもテーマを持って、しっかり準備をして戦いに挑んでもらえるようなタイミングと相手を月内には提示して、出撃するタイミングをすりあわせられたらなと思っている」とした。

 来春以降のボクシング転向が決まっている那須川天心(TARGET/Cygames)については「天心サイドとは大晦日で話をしている。天心vs武尊戦があるとすると、ワンチャン年内なのでは? それは僕らだけでは決められない。K-1さん、武尊選手サイド、RISEさんとも協議を重ねて、やるとなれば早めに決める必要があると思う。それが決まればだし、決まらなければ、天心としてはRISEはもちろんだが、RIZINとともにここまで来たので“大晦日はRIZINのさいたまスーパーアリーナにいたい、そこで試合をしたい”という強い思いがある」などと語った。

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