『空手バカ一代』レジェンドが集結で蘇る“熱狂”と“元気” TOKYO MX『空手バカ一代レジェンド同窓会SP』放送
番組を通じて、“熱狂”と“元気”を感じてほしい
今回の番組の企画意図について教えてください。
齋藤「この企画の立ち上がりは、原作者・梶原一騎のご長男・高森城さんとご次男・高森一誓さんから“50周年に何かできないか?”と、弊社スタッフに相談をいただいたことがきっかけでした。『巨人の星』『タイガーマスク』『あしたのジョー』などは概ね50周年という節目を終了しており、そういう意味で最後の50周年作品として何かしたいということと『空手バカ一代』に登場する実在のレジェンドたちとともに、記念企画を実施したいということでした。私自身は『空手バカ一代』をオンタイムで読んでいた世代ではないので、改めて漫画を読み、高森ご兄弟の想いに共感し企画に至りました。加えて、2021年は東京五輪に空手が正式種目となった年でもあるので、東京五輪開幕前夜の放送枠で放送という運びになりました」
番組の見どころについて教えてください。
齋藤「『空手バカ一代』の名前は知っているけど読んだことはない、極真空手は聞いたことがあるけど、そもそもどんなものだったのかは知らない、という視聴者もいれば、漫画や極真空手、極真関係者の熱狂的なファンという視聴者もいます。その両者に楽しんでもらえるようにいろいろな切り口で“『空手バカ一代』という作品”“主人公・大山倍達総裁”“原作者・梶原一騎先生”の魅力をご紹介していこうと考えています。なんといっても見どころは、漫画に登場した実在の人物であるレジェンドゲストです。“極真の龍虎”と称された“日大の竜”こと山崎照朝氏、“城西の虎”こと添野義二氏、さらに“第二の龍虎”と称され第1回全世界空手道選手権大会初代チャンピオンの佐藤勝昭氏の3名が、実際に現役時代に汗を流した、池袋の極真会館総本部道場に揃うところかと思います。また『空手バカ一代』を含む数々の梶原作品が生み出された大泉邸と呼ばれる梶原先生の邸宅、書斎へのロケに行きますので、原作の息吹を感じながらお宝を見ることができるのも見どころの一つです。それ以外にも、VTR出演という形で『空手バカ一代』に影響を受けた著名な方々へインタビューも実施していますので、ここも大きな見どころとなるかと思います」
今回の出演者である武井壮さん、玉袋筋太郎さんにはどんなことを期待していますか?
齋藤「今回出演いただく『空手バカ一代』登場の3名を称するのであればまさに“空手ダンディ”です。また、この番組を企画するにあたって、レギュラー番組のスピンオフ特番としたほうがよいと考え『バラいろダンディ』のスピンオフ企画としました。武井さんに関しては、マネジャーさんを通じて『空手バカ一代』を読んでいたかを聞いてみたら“小学生の頃だいぶお世話になりました”と返事が来たため“ぜひに”とお願いをしました。今回の50周年企画は、特番のみならず、アニメ『空手バカ一代HDリマスター版』の放送(毎週火曜19:00~20:00・2話ずつ放送)など含めた年中キャンペーンという位置付けで実施しており、武井さんにはそのアンバサダーを務めてもらっております。また、玉袋さんに関しては、浅草キッド名義で『お笑い男の星座』というタイトルで本も出しており、このタイトルは、梶原一騎先生の未完の自叙伝的作品『男の星座』からとったものですので、梶原作品、ひいては『空手バカ一代』もお好きなのでは、とお声がけさせていただき、出演にご快諾いただきました。このお二人に期待することは、漫画ファンの目線でレジェンドゲスト陣に切り込んでいってもらっています。また、レジェンド陣のトークの凄さを伝えていただく役割も担っています」
この番組を通して視聴者に感じてほしい事、伝えたい事を教えてください。
齋藤「空手の魅力と歴史はもちろんですが、今の日本に少し足りない“熱狂”と“元気”みたいなものを感じてもらえればと思います。また昭和の名作を、平成を通り越して令和の時代に改めて再認識してもらい、ぜひ漫画『空手バカ一代』を読んでもらって、番組ではお伝えしきれない圧倒的な熱狂を感じて、明日からの生きる活力にしてもらえればと思います」