サッタリ・ウィラサクレックが2試合連続1RKO勝ちでクルーザー級王座獲得【Krush.127】

谷川の前蹴りが杉本の顔面を襲う(撮影・蔦野裕)

谷川は準決勝で杉本を破る

 準決勝のもう1試合では谷川が杉本仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)に3-0の判定勝ちを収めた。

 谷川は1R序盤に左フックを効かせるとロープに詰めて左右のフックの連打とヒザを打ち込んでいく。個々はしのいだ杉本だったが、谷川は重い右ロー、そして顔面に前蹴りをヒット。右のカーフキックで杉本の足が流れる。谷川はなおも詰めてパンチの連打、そしてカーフキック。そして左フックからの右ハイキックを放つと杉本はゆっくりとダウン。立ち上がった杉本にラッシュをかける谷川だったが杉本がしのぎ切る。

 2Rも谷川が主導権を握り攻め込んでいく。杉本のローがローブローとなり一時中断するが、再開後、谷川は右フックから左フックを打ち抜き2度目のダウンを奪う。立ち上がった杉本をコーナーに詰めて谷川はパンチの連打。杉本の鼻血が激しくなり、ここでドクターチェックが入るが試合は続行。再開後も谷川の攻勢が続く。

 後のない杉本は3R、前に出るが谷川は右カーフから詰めて小さいパンチを連打。杉本は押し返して右ハイで反撃。なおも前進を止めない杉本だったが、逆転はならず。

 2度のダウンを奪った谷川が大差の判定で勝利を収めた。

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)
◆第1試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
○工藤勇樹(エスジム)(2R2分36秒、KO)中平卓見(北眞舘)●

◆第2試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定0-3=26-30、26-30、25-30)谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第3試合/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
●RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)(1R2分14秒、KO)サッタリ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス・イラン)○

◆第4試合/Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
○真優(月心会チーム侍)(延長判定2-1=10-9、9-10、10-9 ※本戦判定1-0=30-29、30-30、30-30)RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)●

◆第5試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)(判定0-3=27-30、27-30、26-30)寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)○

◆第6試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
●堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)(不戦勝)南雲大輝(八光流柔術総本部)○
※堀井がドクターストップ。南雲が準決勝進出

◆第7試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
○瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=30-27、30-26、30-25)昇也(士魂村上塾)●

◆第8試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
○里見柚己(team NOVA)(2R2分54秒、KO)川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)●

◆第9試合/第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
●東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-2=29-30、30-30、29-30)弘輝(team ALL-WIN)○

◆メインイベント(第10試合)/第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
●谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分46秒、KO)サッタリ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス・イラン)○
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