橋本愛「本当にかっこいい。みんなが受賞すればいいのに」同年代のクリエイターコンテストに刺激
審査員はファイナリスト5名の企画をたたえると同時に、選出されなかったクリエイターを激励。
橋本は「芸術文化に関わる身として文化は守られていかなければという気持ちがあるのですが、今、短い時間のなかで自分を表現するのが主流になっているというか。2時間の映画を撮ることに興味がある人が少なくなっているのかなという不安な気持ちがあったのですが、こんなにたくさんの方が応募されていて、今日お会いした方からも自分の作品に対する熱量がすごく伝わってきた」と感激しつつ「今日選ばれなかった方も、今回たまたまタイミングじゃなかったんだと思ってほしい」とエール。
劇作家の本谷有希子も「一応5作品を選出しましたが全員一致ではなかった。選ばれなかった人も本当に自分が見たいもの、出せるものを突き詰めて」。
シソンヌじろうは「僕も戦いの連続だった。振り落とされてきたけれど、心腐らずに続ければそれは勝ち。豊かな気持ちで自分のやりたことを続けている人にはいつかチャンスが来る。自分がそう体験したので」と激励した。
この日、選出された5名のファイナリストは制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受け、自身がプレゼンした短編企画を監督として制作できる。完成した5作品は、ファイナリストたちの制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともにHuluで配信。その後、5作品の中から最終審査によって選ばれたグランプリに賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。