北京五輪柔道金メダリスト石井慧がK-1参戦。愛鷹亮が迎撃【9・20 K-1】

会見では和装が定番だった愛鷹だが、この日は和装の生地でしつらえたスーツで会見に臨んだ

「K-1ファイターとしては自分のほうが先輩」

 対する愛鷹は「今回、石井選手との試合のオファーをいただいた時は少しびっくりした。自分も柔道をやってきたが、県チャンピオンレベルの選手だったので柔道の世界では雲の上のような方。そういう方と1対1で戦えるリング。まずはK-1に感謝しています。柔道少年だった自分が金メダリストと試合ができるというのは誇らしい気持ちがあるし、K-1はこういう夢みたいなことができる舞台なんだということも改めて感じた。K-1ファイターとしては自分のほうが先輩なので、もちろん勝ちに行く準備はしていく。体重に関しては20キロくらい差はあるが、気持ちで圧力にも屈しないで勝ちに行く」と語った。

 石井が初のK-1ルールでの試合であることから、愛鷹は「その点では利はあるのかなと思っている」と話し、石井の打撃については「試合の映像を見ても寝技に行くことが多かったので、あまり打撃は見れていない。サウスポーで左のスイングフックを振って、そのままタックルというパターンが多かった。フック系を打ってくる。細かいパンチがうまいという印象はない」と未知数。愛鷹は最近はクルーザー級で戦っており、体重差が20キロほどあると思われるが「やってみないと分からないというのが正直なところ。もともとヘビー級でやっていた時は20キロ差でもやってきたが、その時とは相手の肉体レベルが違う。筋肉で20キロ重いのと脂肪で重いのでは全然変わってくる。圧と削られることはあると思っている。後は打たれ強くてガードが固くて岩みたいという話は聞くので、チームのみんなと作戦を立てていきたい」と警戒した。

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