根木慎志「2度目の東京パラリンピックは、 世界に何を伝えられるか」
千代田区立和泉小学校で行われた「夢の課外授業」(2016年11月)根木氏をはじめ、小池百合子都知事やDream Aya、鈴木伸之らが子どもたちと車いすバスケットボールを通じ、交流を深めた。
選手村の副村長として
日本代表としてパラリンピックの舞台に立ち、長く車いすバスケットボールの普及に努めてきた根木は、その経験を生かし、今大会で選手村パラリンピックビレッジの副村長を務める。約170の国と地域が訪れる“特別な村”での役割とは。
「ホストとして迎え入れる立場なので、各国が入村したときのお迎えですね。また、大会期間中、皆さんに快適に過ごしてもらうために、各選手団の団長会議で出た課題などに僕らが対応していくということもあります。あとは、世界の要人対応、メディア対応ですね。今回のコロナ禍では、必要最小限の方々が入村する体制になっています。選手団は、基本的に競技開始の5日前に入村し、終了後は速やかに退村しなければいけません。僕は選手としての経験があるので、やっぱり選手村って、ワクワクする場所であるし、試合が終わった後は、世界中の選手と交流する楽しい場所であってほしい。今はなかなか難しい状況ではありますが、少しでもその時間を楽しんでもらえるように動いていければと思います」