「山政小山園」の本格抹茶ドリンク&スイーツが楽しめる!人形町に「アトリエマッチャ」オープン
大型商業施設や飲食店のオープンが相次ぐ中央区日本橋の人形町に、“Matchaのサードウェーブ”をコンセプトとした抹茶カフェ「ATELIER MATCHA(アトリエマッチャ)」がオープンした。世界でMatchaブームが広がる中、京都・宇治の製茶問屋「山政小山園」初のカフェ事業として、プレミアム抹茶ドリンクとスイーツを通して新しい抹茶体験を発信していく。オープン前に行われた試食会から注目のカフェをレポートする。
日本人にはなじみの深い抹茶。「ATELIER MATCHA」を手がけるTZENの長尾千登勢さんによると江戸時代以降、上級抹茶が茶道とともに一般に広がったファーストウェーブ、2000年代に「抹茶スイーツ」「抹茶ラテ」など抹茶フレーバーの登場でカジュアル化したセカンドウェーブを経て、本格抹茶を誰でもカジュアルに楽しめるサードウェーブに突入するという。同店ではMATCHAドリンクを中心にMATCHAスイーツの展開、店舗や地下スペースを利用したMATCHA体験、MATCHAを点てる道具のプロデュースや販売などを通してMATCHA文化の体験や理解を広げていく。
ドリンクメニューは飲む抹茶パフェのような「ごちそうMATCHAドリンク」、抹茶本来の味を水やお湯だけで楽しむ「ストレートMATCHAドリンク」、スイーツメニューは「山政小山園」のプレミアム抹茶を使用した「オリジナルMATCHAスイーツ」、トシヨロイヅカや「ヒルトン東京」播田修シェフなど有名シェフとのコラボレーションスイーツの4カテゴリーをラインアップ。「山政小山園」の小山雅由さんは「製茶問屋を創業して160年目の年に、初めて直接お客様との接点を持つというチャレンジをすることになりました。この20年ほどで『抹茶を食べたことはあるけど飲んだことはない』『抹茶は苦いからちょっと苦手』という声が多くなり、もっと自由においしく抹茶を楽しんでもいいんじゃないか、それを直接皆様にお届けする場や新しいウェーブを作れるんじゃないかと考えました」と挨拶。
最初に出てきたのはエスプレッソスタイルの「MATCHAショット」。抹茶とお湯を電動茶筅で点てたシンプルなドリンクで、濃茶より飲みやすく薄茶より濃厚な抹茶をショットグラスで楽しむ一杯。砂糖を入れるか入れないかは好みで選べるが、ストレートでも抹茶本来の甘みが感じられ、注文してからその場で一杯一杯点ててくれるスタイルもうれしい。「MATCHAグリーンティー」は甘みをつけた抹茶がミネラルウォーターの上に注がれ、二層に分かれたグラデーションが美しい。さっぱりした甘みでゴクゴク飲める夏におすすめの一杯。