【東京五輪】閉会式に「マツケンサンバ」は流れず
8月8日、東京五輪閉会式。東京音頭に合わせ踊る姿を見て「まさか次はマツケンサンバ?」と思った人は多いはず(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
東京音頭が流れ「もしや次はマツケンサンバでは…」と思った人も多いはず
それが終わると和太鼓奏者の佐藤健作が和太鼓を、ダンサーのアオイヤマダが、この世を去った人々に思いをはせる追悼のダンスを披露した。この追悼の時間はリオ大会から設けられている。
続いて映像でアイヌ古式踊り、琉球エイサー、西馬音内盆祭り、郡上おどりといった日本各地の伝統の踊りが流されると、最後に競技場内では「東京音頭」が流され、浴衣のパフォーマーたちが踊る。SNS上ではこの流れでマツケンサンバに移行するのでは…という淡い期待も持ち上がったが、結局、国立競技場に松平健が現れ「マツケンサンバ」を歌い踊るというパフォーマンスは幻に終わった。
その後、ソプラノ歌手の岡本知高による「オリンピック讃歌」を経て、小池百合子東京都知事が次の開催地であるパリへオリンピック旗を渡す「ハンドオーバー・セレモニー」、橋本聖子組織委会長、バッハ会長の挨拶と式はつつがなく進んだ。
最後は女優の大竹しのぶと7人の子供たちによる歌唱とパフォーマンス。8人が見守る中、22時15分、聖火が消えた。
その後、スクリーンには8月24日から始まる「東京パラリンピック」の予告映像が流れ、閉会式を締めくくる花火が打ち上げられるとスクリーンには「ARIGATO」の文字が掲示された。