“ミスター聾プロレス”友龍が藤波辰爾との初タッグに向け勝利宣言【HERO 8・13新宿】

元祖ワイルド軍

 実はベアーにとって、先日亡くなったシューターは師匠にあたり、2006年8月のデビュー戦でも対戦相手を買って出ていた。デビュー2戦目から、師の異名だった“ワイルドベアー”をリングネームとした切っても切れない関係なのだ。

 ベアーは「本当に今回はつらいけど、セブン、シューターの分まで暴れて“ワイルド軍ここにあり”ってところをお見せします。シューターは15年間での成長を見てくれてると思うので天に届くように精いっぱい戦います。後藤、来人、まだまだ顔じゃない! 返り討ちにしてやるから」と力を込めた。ベアーと久しぶりにタッグを組む大野は「セブンがいなくなって、シューターもいなくなった。でも、ワイルド軍には俺にベアーさん、ZEROにバニーもいる。“HEROにワイルド軍あり”を証明する」とコメントした。

 一方、後藤がHEROにレギュラー参戦するようになって5年が経つが、今大会から正式に正規軍に加入した。4月18日、カルッツかわさきでの田中稔プロデュース興行で後藤はベアーと組み、友龍、洞口義浩組と対戦したが、試合後、ベアーが友龍に放った決別のバックドロップがどうしても許せなかったという。