「東京プリンセスカップ」制した伊藤麻希が山下実優が保持するプリプリ王座獲りに意欲【東京女子プロレス】

10・9大田区大会での対戦が正式決定した2人

伊藤「10・9大田区でベルトも付けて正真正銘の主役になってみたい」

 伊藤がプリプリ王座に挑むのは3度目となるが、伊藤は「もうやっていくしかないんだろうなって気持ちです。ナンバー1として。これ(ベルト)を持つってナンバー1の証なんですよ。その覚悟を背負い続けて、お客さんにいいものを届けないといけない。だから、これってすごいんだよ。こんな苦しい道を選択するのもバカだなって思うんだけど、何で挑むんだろう? 一番になった人しか味わえない景色を見たいからかな。これ(ベルト)に挑戦するってなったときに、これ(トロフィー)の価値がしみじみと分かる。チャンピオンがよく言うベルトの重みって言葉も分かる。これ(トロフィー)のときにメッチャ思ったから。今まで戦ってきた人たちの気持ちを背負うじゃないけど、そういう感情が芽生えてきて、これに通じるものがあるんだろうなって。これ(トロフィー)を持ったときに初めて主役になれたと思った。だから、これ(ベルト)も付けて正真正銘の主役になってみたい」と意気込んだ。

 2人は「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」のチーム名でタッグを組んでいるが、タイトル決戦の日までタッグを継続したいのか対角線に立ちたいのか問われると、伊藤は「解散」と即断。山下が「タイトルマッチまで組まなくていいなら、解散までしなくていいじゃん」と反発すると、伊藤は「やるならとことんやらないとダメ」と主張。山下は「もともとそんなに仲良くないから。解散はしなくていいよ。しなくても戦いになれば関係ないし」と言うと、伊藤が「じゃあ復活で」と発言し、解散はなんとか回避されたもようだ。

 最後に「お互いの警戒する点は?」と聞かれると、伊藤は「Skull kickが世界を騒がせてるんです。あれは頭がぶっ飛ぶから。この頭の硬い伊藤でも、ぶっ飛んじゃうから。あれだけは警戒してます」と即答。山下は「準決勝、決勝を見てて感じたのは、会場が伊藤の空気になるんですよ。そうなった瞬間に飲み込まれないように。(技の)出しどころだったりも、空気に動揺せずにしっかりとやっていかないといけない。会場を変える空気は警戒しないといけない」と語った。

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