ムロツヨシ 役者人生25年目で映画初主演! 娘役の新人女優には「こんなウソばかりついてる人間にならないで」

 

 この日は、ムロが演じる主人公が牧師であることにちなみ、登壇者がムロに悩み相談。「おすすめのおつまみを教えてほしい」(金井監督)「肌が黒いのでいいスキンセットを知りたい」(毎熊克哉)、「傘をよく忘れるのを直したい」(奈緒)などユニークな悩みのほか、永野宗典の「本番に弱いのを克服したい」という相談には「永野くんはいつも全力で、本番前のテストで出し切っちゃってる」と鋭く指摘。さらに主題歌を手がけた寺岡呼人から「家飲みで太った」と相談されると「僕も飲まないと夜寝られない。麦焼酎2杯目過ぎたころ、なんてさみしいんだろうって泣けてくる」と、悩みに共感する一幕も。

 さまざまな相談に、おなじみのトーク力を発揮して回答していたムロだが“愛娘”中田から「トークに自信がないのでムロさんのようにトークできるようになりたい」と相談されると「トークなんて絶対上手くならなくていい。君はそのままでいい」と断言。「こんなウソばっかついている人間にならなくていい。大体言っていることウソなんだから。本当はこの映画ウソかもしれないよ? 僕出てないのに真ん中立ちたくてここにいるだけかもしれない」とまくしたて、中田も苦笑しつつ、ありのままでいいというムロのエールを受け止めていた。

 最後にムロは「ある一人の役者が、25年かけて初主演をやった映画です。このご時世、公開までどういう状況になるか分かりませんが、こういう映画があることを知っておいてほしい」と訴え、「ムロツヨシ、主演やりました!」と思いを爆発。さらに、登壇者とともに一度舞台袖に下がったと思いきや壇上に戻り、再度「本当にいい映画ができました。よろしくお願いします!」とアピールしていた。

 この日の登壇者はムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、永野宗典、寺岡呼人、金井純一監督。

 9月23日より全国公開。