KO-D無差別級王座を奪還した竹下幸之介が決意表明。「今の絶好調の僕なら、重圧をはねのけて唯一無二の王者像を作れる」【DDT】
試合中にかなり声が出ていたが「意識したとか、感情的にいったとかじゃなくて、必死だったんです。絶好調だけど、2連敗してる相手だったので。その壁はぶ厚く高かったですし。自信に満ちあふれていたかというと、実際にはそんなことはなかったと今だから思える。不安もたくさんあったし、そういうのをすべて吹っ切ろうとしてたんだと思います。今になって思うのは、とくかく必死でした」と語った。
初V戦となるクリス戦に臨むにあたっては「本当に素晴らしいレスラーの一人。(2019年7月に)僕が無差別のチャンピオンでクリスを挑戦者に迎え撃って戦ったこともあるし、そのときとだぶることもある。(昨年2月に)初代DDT UNIVERSAL王座を争って、そのとき負けてるし。無差別を巻くのが約2年ぶりで、本当に厳しい戦いがどんどん続く、簡単に勝てない相手がどんどん立ちはだかる感じが久しぶりなので。一発目がクリスで、素晴らしいレスラーを迎え撃てるのを楽しみにしています」と挑戦者に敬意を表した。
クリスにはシングルで3連敗を喫しているが「苦手意識は特にない。クリスとの試合はいつもお互い削るような戦いで紙一重。僕が勝っても、クリスが勝っても紙一重。お互い、手の内が分かり合う同士、プロレスオタク同士の戦いなので。フィジカル面、メンタル面以上にいかに頭を使えるかが勝負の肝になるんで。あと1カ月あるんで、しっかりクリスとの試合の準備をしないといけないし、(8・29)仙台から前哨戦も始まるので。絶好調ぶりをキープして、もっと調子を上げていって相手の手の内を探りたいと思います」と初防衛戦をしっかりと見据えていた。