兄・一貴の欠場で弟の大﨑孔稀がトーナメントに繰り上がり出場。優勝して那須川天心戦アピール狙う【9・23 RISE】

会見する大﨑孔稀

「大﨑兄弟でこのトーナメントを制したい」

 孔稀は「複雑な思いはあるが、決まったからにはやるしかないという覚悟はできている。志朗選手に打ち勝って、そのまま優勝したい」と語った。兄のケガで弟が繰り上がり出場という状況については「最初に思ったのは、僕も悔しかったという気持ち。お兄ちゃんは1回戦はしっかりリベンジして勝って、準決勝で志朗選手となったのにケガをしてしまった。一番そばで見てきたので、お兄ちゃんの気持ちを考えたら僕も悔しくなった。僕が優勝すれば少しでもお兄ちゃんの気持ちが晴れると思うので、僕のチャンスでもあるが、僕だけではない。大﨑兄弟でこのトーナメントを制したい」と兄の思いも背負っての出陣となる。

 兄の志朗対策にあたり、自らが志朗の真似をしていたとのことで研究はばっちり。ただし「お兄ちゃんと僕は全然タイプが違うので作戦は全然違う。僕は僕の作戦でしっかり勝とうと思う」と話した。

 志朗はこのトーナメントで優勝して3度目の那須川戦をアピールしているのだが、孔稀も那須川戦について「(やりたい気持ちは)あります。志朗選手は2回やっているんで、もういいかなと思っている。やれるチャンスはあと2回しかない。ここで優勝すれば、そこに名乗りを上げられるチャンスはあると思っている。今は全然考えていないがしっかりトーナメントを獲って、その後にそういうチャンスが来ると思うので、そこでしっかりアピールしたい」と意欲を見せた。そしてドームで拳をまじえたうえでの収穫として「誰もが認めている那須川選手としっかり打ち合えたということで自信は凄くつきました」などと語った。

“RISEの門番”北井智大(左)が初のオープンフィンガーグローブマッチでYA-MANと対戦
「RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA」(9月23日、神奈川・ぴあアリーナMM)
〈8月24日発表のカード〉
◆Super Fight!-65.5kg契約 3分3R延長1R
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)vs タップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)

◆RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 準決勝① 3分3R延長1R
大﨑孔稀(OISHI GYM)vs 志 朗(BeWELLキックボクシングジム)
※大﨑一貴が右足関節外果骨折により欠場、孔稀が本戦繰り上がり

◆オープンフィンガーグローブマッチ スーパーライト級(-65kg)3分3R
山口裕人(山口道場)vs 稲石竜弥(Team OJ)

◆オープンフィンガーグローブマッチ ライト級(-63kg)3分3R
北井智大(チームドラゴン)vs YA-MAN(TARGET SHIBUYA)

◆フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
宮崎就斗(TARGET)vs 奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull)

〈既報のカード〉
◆Super Fight!バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
那須川天心(TARGET/Cygames)vs 鈴木真彦(山口道場)

◆RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 準決勝② 3分3R延長1R
風 音(TEAM TEPPEN)vs 政所 仁(魁塾)

◆RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント 決勝戦 3分3R延長2R
トーナメント準決勝①の勝者 vs トーナメント準決勝②の勝者

◆Super Fight!ライト級(-63kg)3分3R延長1R
直 樹(BRING IT ONパラエストラAKK)vs 白鳥大珠(TEAM TEPPEN)

◆Super Fight!ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)vs ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム)

◆スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
実方拓海(TSKjapan)vs 伊藤澄哉(戦ジム)

◆バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
京 介(TOP DIAMOND)vs 有井渚海(及川道場)

◆フライ級(-51.5kg)3分3R
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)vs KING TSUBASA(ROYAL KINGS)

◆オープニングファイト フェザー級(-57.5kg) 3分3R
松井大樹(MEIBUKAI)vs 河津伸太郎(KRAZY BEE)

◆オープニングファイト バンタム級(-55kg) 3分3R
真 琴(誠輪ジム)vs 松下武蔵(TRY HARD GYM)
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