THE RAMPAGE RIKU 陣 岩谷翔吾 藤原樹 長谷川慎 鈴木昂秀が語る『ETERNAL』ーー月刊EXILE
この舞台が成功すれば、
グループとして今後もっと可能性が広がるプロジェクトになると感じています
――岩谷翔吾
─それぞれの役柄について教えてください。
RIKU:僕が演じるレンブラントは一国の王子なのですが、仲間と強大な敵に立ち向かっていくなかで少しずつ成長していきます。人間ドラマがたくさん垣間見え、自分で言うのも何ですが涙なくしては観られない物語になっていると思います。
藤原:僕が演じるリーフェンは、RIKUさん演じるレンブラントの腹違いの兄という役どころ。小さいころからふたりで剣の稽古などをして仲がよかったのですが、多民族集団「オルド」との争いによって離ればなれになってしまいます。性格的にはわりとクールな人間です。
長谷川:自分はクロエという役柄です。元々ゲームのなかでのクロエは女の子なのですが、今回の舞台化にあたって、クロエの雰囲気を残しつつ男の子に変更しました。RIKUさん演じるレンブラントは一国の王子様なので、他の仲間は結構恐縮しているのですが、クロエだけはレンブラントよりも自分のほうが強いと思っている。そのため唯一レンブラントに対して強く当たったり、ほかの仲間に対しても強い口調で罵声を浴びせたりします。劇中では陣さん演じるキャメロンよりクロエのほうが身分が上なのですが、実際のグループでは真逆ですよね。僕は最年少で陣さんは4つ年上の先輩でしかもリーダーでもあるので、そういう普段からの関係性を知っているファンの方にとっては、おもしろく観ていただけると思います。
岩谷:僕が演じるルークは、ひとことでいうと頭でっかちな人間。皮肉を言ったり疑り深い性格の役ではありますが、後味の悪い感じではなく、すごく人間味にあふれた人物になっています。
陣:キャメロンは貴族出身の弱腰な男です。今まで自分ひとりでは何もできなかった彼が、仲間と時間を過ごすことで少しずつ変わっていく。応援したくなるようなキャラクターを演じられればいいなと思っています。
鈴木:ジーンは観察眼に優れていて、なおかつ色男というキャラクター。僕はランペのなかでも最年少なので、男の魅力あふれる色男というのはなかなか難しいですが頑張りたいです。ゲームに出てくるキャラクターなので、そこからインスパイアされたものを役に取り入れようと思います。
─実際に稽古をしてみての手応えや苦労していることなどあれば教えてください。
RIKU:何もかもが初めてすぎて、全部苦労しました(笑)。たとえば劇中で相手の名前を呼ぶだけでも、場面によって言い方やテンションがまったく違うんです。さらに相手が反応するまでの“間”でリアクションも変わってきますし、僕が気持ちを込めてセリフを言ってもそれが相手に伝わらなければ意味がありませんから、本当に難しいことばかりです。同じ人前で表現するということでも、普段ステージで歌うこととはまったく違います。逆に考えると、歌手に戻ったときにこの経験が大いに活かされるのではないかなと。以前まではお芝居にそこまで興味がなかったのですが、NESMITHさんが舞台『ピーターパン』に出演されたときにお話をさせていただいたのですが、「舞台を経験したことで、“歌う”ということの概念が変わった」とおっしゃっていたんです。歌手として成長できるポイントがたくさんあるのではないかなと思い、今回やらせていただいています。
鈴木:殺陣が本当に難しいです。歩き方もそうですが、剣を振っていないときの立ち姿まで意識しないといけないので本当に大変で。普段の生活から意識して慣れていくしかないという感じです。
長谷川:クロエの役柄は登場シーンから声を張ることが多くて、劇中は常にハイテンションなのでそれが大変です。僕は普段あまり大声を出すことはないですし、どちらかというと静かなほうなので、気持ちの作り方に苦労しています。オラオラ感の強いキャラなので、ファンの方が観たら驚くと思います(笑)。
─タイトルにちなんだ質問です。『ETERNAL』は“永遠の”という意味がありますが、ご自身のなかで永遠にできる(好きだから飽きずにずっとやっていられる)ことがあれば教えてください。
藤原:僕はアクセサリーが好きなので、永遠に眺めていられます。大好きすぎて、アクセをつまみにお酒が飲めるくらい(笑)。なかでも《ゴローズ》が好きなのですが、特にヴィンテージの珍しいものが好きで集めています。
長谷川:自分はファッションが好きなので、ファッションの話をしたり、レアなものをネットやオークションで探したりすることは永遠にできます。今は’90年代のブランド、《アナーキックアジャストメント》や《リーコン》、《サブウェア》が好きです。
RIKU:永遠と言えば、やっぱり音楽ですね。これからもずっと歌を歌い続けていきたいですし、もしなくなってしまったら自分の存在意義がなくなると思っている、そのくらいの気持ちで歌に向き合っています。
岩谷:僕は読書だったら一日中していられます。昔から大好きで、一日丸々オフの日があればずっと読んでいて、わりと読むのが早いので1日で3〜4冊くらい読めてしまいます。最近は1000ページ以上ある太宰治の作品集を再読しています。あの退廃的な世界観が大好きなんです。
陣:僕は永遠に寝られます。“永遠に寝る”ってなんだか死んでるみたいですけど(笑)。いつでもどこでも眠れますし、アラームをかけなければ12時間くらい余裕で眠れます。
鈴木:僕はゲームとアニメですね。オフの日はほぼこのふたつしかしていません。何もなければ夕方の6時から翌日のお昼くらいまでやっています。(川村)壱馬さんもゲームが大好きなので、よく一緒にやったりしています。『エーペックスレジェンズ』という日本でいちばん流行っているゲームがあるのですが、それがめちゃくちゃおもしろくてどハマりしています。
─最後に、『ETERNAL』を楽しみにしている読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
長谷川:僕らはもちろんですが、ファンの皆さんもいろんな思いを抱えて観に来てくださることと思います。そんな皆さんの思いを汲みとりつつ、『ETERNAL』という舞台を最高のものにできるように頑張りますので、楽しみにしていてください。
鈴木:今は稽古真っ最中なのですが、メンバー全員すごく気合いが入っています。自分たちがTHE RAMPAGEというグループとしてではなく、いち演者として舞台に立たせていただけるので、今まで見たことがない僕たちをお見せできると思います。まだまだ不安定な日々が続きますが、観に来ていただいたからには自分たちの熱い想いを持ち帰ってもらい、毎日の活力にしてもらえたらうれしいです。
藤原:一度中止になった際、皆さんが本当に残念に思ってくださる声が僕らのところにも届いていました。そのおかげで、またこうして『ETERNAL』が盛り上がっていると感じています。THE RAMPAGEとしての初めての舞台なので、絶対に成功させたいと思っています。新たなTHE RAMPAGEの姿を観に来てください!
岩谷:公演にたどり着くまでにもさまざまなドラマがある作品になったので、そういうストーリーも含めて、観た人の活力につながるようなものになると思います。普段
と違う僕らのパフォーマンスを楽しんでいただきつつ、
グループ内での僕らの関係性と照らし合わせながらご覧になっていただけたら、より楽しめるかと思います。いつのも“しょごりく”が舞台ではどういう関係になっているか、期待していてください!
陣:こうして上演できるということで、ファンの皆さんはますます今回の公演に期待してくださっていると思うので、自分たちもその想いに応えられるよう、全力でやり切りたいと思っています。僕らにとってもそうですが、皆さんにとっても思い出に残るようなステージにしたいと思っています。
RIKU:いつも応援してくださり、ありがとうございます。僕たちのライヴツアーでも、『ETERNAL』のタオルを持って応援してくださる姿がステージから見えていて、この公演を本当に心待ちにしてくれていたんだなと感じました。皆さんの期待に応えられるように稽古をしっかり積んで、最高の舞台をお見せしたいと思っておりますので、ぜひ期待していてください!
STAGE information
REAL RPG STAGE『ETERNAL』
旧教国・ロッツフォート公国の公位継承者であった王子レンブラント(RIKU)は、幼いころに多民族集団オルドによって故郷と父・ヘンドリック(加藤雅也)の命を奪われた。大好きだった兄・リーフェン(藤原樹)も闘いのなかで失踪し、レンブラントは母の故郷である新教国・ノルダニア神聖国で育てられることとなった。16年後、レンブラントはオルドに奪われた故郷の地を取り戻すために“聖なる誓約団”を立ち上げ、仲間とともにディランド地方へと進軍する。王家の側近・コーレイン家出身で規律を重んじるルーク(岩谷翔吾)、貧民街出身の切込隊クロエ(長谷川慎)と観察眼に優れた色男ジーン(鈴木昂秀)、貴族出身で弱腰の新人・キャメロン(陣)らと進軍していくなか、レンブラントたちはオルドだけではなく、ノルダニア神聖国に反発する旧教徒たちとも剣を交えることとなる。オルドさえ殲滅すれば国が安定すると考えていたレンブラントだったが、旧教徒たちの剣にオルド軍の刻印を発見。旧教徒の集う廃墟聖堂に乗り込むとそこにはレンブラントのかつての師・スチュアート(姜暢雄)の姿があり―。
出演/RIKU、長谷川 慎、鈴木昂秀、陣、岩谷翔吾、藤原 樹、姜 暢雄、加藤雅也 ほか
会場/東京ガーデンシアター
公演日/9月22日(水)開演19:00
9月23日(木・祝)開演13:00
9月23日(木・祝)開演18:00
チケット料金/¥11,000(チケット代 ¥10,000+税)
※未就学児入場不可
制作/ネルケプランニング・S-SIZE
主催/LDH JAPAN
共催/アソビモ ビューティーナビ
月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )10月号より
月刊EXILE 10月号発売中!
最新号のカバーは劇団EXILE。メンバー総出演の連続ドラマ『JAM -the drama-』の魅力について探る。開幕が迫る舞台『ETERNAL』に出演するTHE RAMPAGE from EXILEのRIKU、陣、岩谷翔吾、藤原樹、長谷川慎、鈴木昂秀が登場するなど、豪華なラインアップ! EXILE ÜSA 、MAKIDAI、橘ケンチ、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHI、世界、佐藤大樹、佐野玲於ら豪華メンバーによる連載も!