平田樹「自分は下から這い上がるだけ。必ず勝って日本に帰りたい」とグランプリ準々決勝突破誓う【ONE】

平田「これから上がってくる子たちが憧れる選手になりたい」

　平田はまだONE本戦では3戦しかしていないにもかかわらず、初の女子選手のみの大会というONEにとっては歴史的な大会に出場することについて「若いから出させてもらうと言うよりかは、まだ3戦しかしていないのに出させてもらえるのは、きっとONEからも試されていると思います。これだけ若いだけあってできることもたくさんあると思います。まだまだ、これからたくさん経験を積んでいけると思うと楽しみでしかないですね。これから下の子たちが来ると思うと、その子たちがなりたい選手、憧れる選手になりたいとすごく思います」と話した。

　アンダーソンも「女子だけの大会で戦うことで、私は若い世代の女の子たちに影響を与えたいです。男性陣が独占してきたスポーツの中で、女性が成功できることを証明したいなと思います。 女子だけの大会に参戦できることは本当に光栄なことですね。私は、インビクタで女子だけの大会を経験してきました。私たちのような若い女子でも、男性に注目が集まるこのスポーツで成功できると強く言いたいです。女子にとってもワクワクする場所です」とこの大会の意義を語った。

　試合については平田が「（アンダーソンは）柔道の対策はしてくるんじゃないかなと思うんですけど、自分は柔道にこだわらずなんでも対応できる練習はしてきたので大丈夫だと思います」と話せば、アンダーソンは「彼女は力強いパンチがありテイクダウンを奪うことができます。皆さんご存知の通り、私は自分の身長やリーチを生かして距離をうまく使います。長いリーチを生かして試合を進めていきたいです」とともに勝利への自信を見せた。

　そして平田は最後に日本のファンに「お待たせしましたの気持ちと、必ず勝って日本に帰りたいですと伝えたいです」とメッセージを送った。