吉本ばなな「小松菜奈さんを見て自分が書きたかったことを思い出した」33年前の小説映画化に感激

 

 そんな小松の熱演に吉本も「小松さんが演じてくれたことで、エロい意味ではなく、若い肉体が若い肉体の温もりを失ったんだなということが伝わってきて、こういう感じが書きたかったんだ、と思い出しました」と絶賛。原作者の称賛に、小松も「一生懸命やってきてよかった」と笑顔を見せた。

 この日は、マレーシアからエドモンド・ヨウ監督がオンラインで参加。「日本に留学中、よく新宿の紀伊国屋書店にいて、吉本ばなな先生の作品も最後まで読んでしまった」と明かすと、吉本は「本屋で最後まで読まないで下さい」と苦笑しつつ「ヨウ監督の映像を一目見て、この人になら任せてもいいと思った」と大きな信頼を語った。

『ムーンライト・シャドウ』は9月10日より全国公開。