女子アトム級ワールドGPに出場の平田樹「今回はどんなフィニッシュでも自分をほめようと思っています」【9・3 ONE】
神村エリカさんからは打撃、山本美憂選手からレスリングを学ぶ
現在、KRAZY BEEでも練習を。これはいつ頃から?
「去年の末くらいからですかね。まだ半年ちょっとしか経ってないです」
現在はキックボクシングの元世界王者の神村エリカさんからは打撃を、山本美憂選手からレスリングを学んでいる。
「そしてMMAの総合的なところはKRAZY BEEでやらせてもらっています。どこのジムに行っても自分が年下なので、いろいろな選手からのアドバイスを聞いて自分のものにしているという感じです」
美憂選手は日本の女性の格闘家から見てどういう存在?
「自分は柔道はやりたくないとか首投げはしたくないとか、そういう部分がありますが、美憂さんはレスリングというバックボーンをしっかりと生かしているなと思います。(MMAでは)レスリングはタックルも使えるし、フィジカルの強さもすごく使えるなと思います。それになにより美憂さんは練習でめちゃくちゃ追い込むところがすごいんです。そういうところを見ると、やってきた過程が違うなと思いました。世界チャンピオンになって、連覇して。そう思うと練習内容と努力の量が人一倍違うんだろうなと思います。今でも一人でも全然追い込んだトレーニングをしているんで、そういうところを見ると、やっぱり練習って大事なんだなって思います。自分は練習嫌いだし、一人で追い込むこともできないし。そう思うと、やっぱりそういうところかな、ってすごく思います(笑)」
見習わないと?
「見習わないと、としか思わないです(笑)」
昨今、学校の部活において、厳しすぎる練習や精神論に偏った練習が見直される傾向がありますが、平田選手の時代の練習は? それでもかなり厳しいものだったのでは?
「小学生の時は普通に厳しかったです。中学生くらいまでですね、厳しかったのは。でも自分の親も厳しかったので、練習が厳しくてもへこむことはなかったです。それがメンタルの強さにつながっているのかな、とは思います」
どこかの段階で厳しい練習を経験するのは大事?
「絶対大事だと思います。厳しかったり、練習時間が多かったり、その一つのスポーツに熱中する、といった時期がないと強さというものは磨かれないのかなと思います」
追い込まれた時のメンタルの強さといったものは科学的なトレーニングだけでは培えないものがある?
「絶対にあると思います。試合の中でも追い込まれたときにどれだけ前にいけるか、どんだけ殴られても前に出られるか、というところも試されると思うので、そういうところは本当に大事だと思います」