寺山日葵「勝って笑顔でリングを降りる」小林愛三「今一番やりたいことは目の前の相手を倒すこと」【RISE GIRLS POWER】

寺山日葵

 対する寺山は「二十数年ぶりの女子キックの後楽園大会のメインを務めさせていただくことにすごく喜びと光栄だと感じています。メインらしい試合をしっかりして、自分が勝って笑顔でリングを降りられるように頑張ります」とメインの重責をしっかりと自覚。しかし「メインを任せていただくのはうれしいが、そこまで試合順は重要視していない。どの試合順でも盛り上がる試合をすれば、その日のメインはその試合になる。8試合の中で順番は一番最後ですが、内容としてもメインになれるように、しっかり盛り上げられるように頑張りたいという思いがあるので、メインだからといってプレッシャーを感じることは今までも今もない」と特にプレッシャーなどはないよう。

 この日の計量を経ての互いの印象については小林が「日葵選手は自分自身を知っている強い選手だと思っている。前から強いということは分かっているので、改めて特に変わった印象はない」、寺山も「目力の強さというか気合が入っていることは表情から感じた」と語る。

 この日は計量から会見とバチバチとやり合うケースが多かったのだが、2人は「静かに燃える」というイメージ。これについては小林が「寺山選手に対しては何かされたとか、そういう憎い感情は特にない(笑)。自分を成長させてくれる相手だと思っている。いい意味での“明日はよろしく願いします”という気持ち。でも明日は私が立っていて、寺山選手が倒れていることを想定して今までやってきたので、やってやるぞという気持ちが一番心の中にあります」と話せば寺山も「私も同じくなにもされていないですし(笑)。昨日のRISEのインスタライブでも言わせていただいたが、自分の中で格闘技をやっていく中でのモットーが相手への敬意とリスペクトを忘れないということなので明日はよろしくお願いしますという気持ち」と応じた。