9月25日はSDGsの“誕生日”「SDGsを羅針盤に、子供たちが当事者として取り組みに参加を」各界識者がトークセッション
セッションでは『SDGsと未来』をメインテーマに、さまざまな課題について各界の識者が意見を述べ合った。
国連は2030年をSDGs達成の年と掲げているが、そこに向けた取り組みに対し新型コロナウイルス感染症が与えた影響は大きい。ファシリテーターを務めた堀氏から意見を求められた登壇者たちは「未来を担う子供たちが当事者としてSDGの取り組みに参加することが重要になる」とし、「SDGsを羅針盤」として、子供たちが「自分ごと」として課題と向き合う環境を大人世代が整えていく必要がある、とした。
フォーラム代表幹事の一木氏は、同フォーラムが今年3月に実施した「こども未来国連会議」を紹介し「22カ国50人の子供が参加し、自分ごととしてSDGsを達成した未来像を思い描いてくれた、これを年1回開催する継続活動としたい」と話した。さらに、SDGsを基本方針の1つとして掲げる「2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)」での開催も目指していると話し「内閣府、経済産業省、外務省などとも取り組みを始めています。来年のNY国連総会には、こども未来国連会議と国連との連携を、事務総長に提案しに行きましょう」と呼びかけた。
中山副大臣や、外務省の吉田綾氏、小学生向けのSDGs教材を開発しているデロイト トーマツ コンサルティングの若林理紗氏、そして、博覧会推進室長として大阪・関西万博に携わる経済産業省の滝澤豪氏も、それぞれの知見を踏まえ、大阪・関西万博は、SDGsを通して日本が世界に発信する重要な場となると話した。
フォーラムのもようは9月28日16時よりYouTube内「TOKYO HEADLINE」チャンネルにて配信される。
この日の登壇者は堀潤(ジャーナリスト)、一木広治(BEYOND 2020 NEXT FORUM 実行委員会代表幹事・早稲田大学研究院客員教授)、中山泰秀(防衛副大臣兼内閣府副大臣)、若林理紗(デロイト トーマツ コンサルティング スペシャリスト)、吉田綾(外務省地球規模課題総括課長)、滝澤豪(経済産業省 商務・サービスグループ 参事官 兼博覧会推進室長)。ビデオメッセージでの出演は、井上信治(国際博覧会担当内閣府特命担当大臣)、根本かおる(東京国際連合広報センター所長)、星野俊也(大阪大学教授、前国連大使)。※敬称略