REDバンタム級初代王者は響波。安達浩平に逆転KO勝ち【KNOCK OUT】
2R序盤に右のパンチでダウンを奪った安達(右)(撮影・蔦野裕)
「KNOCK OUT 2021 vol.4」(9月25日、東京・後楽園ホール)で「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦」が行われ、響波(Y’s glow)が安達浩平(team AKATSUKI)を3RKOで破り、初代王座に就いた。
REDバンタム級は昨年から6選手参加の王座決定リーグ戦をスタートしたのだが、折からの新型コロナウイルスの影響で大会の延期が続き、今年4月に最後の公式戦が終わり、安達と響波で王座決定戦を行うことが決定。その後もコロナ禍で大会日程の変更があり、決定戦も延び延びとなり、今大会でやっと実現の運びとなった。2人はトーナメントでは昨年12月に対戦し、安達が判定勝ちを収めている。
1R、響波の速いジャブ、ローになかなか中に入れない安達。響波は左ミドル、三日月蹴り、右ボディーストレートと安達のボディーに攻撃を集中。リーチで劣る安達はローを放つが届かない。しかし徐々に距離を詰め、右ローを当てるも響波は右ローから右ストレート、右カーフに左のインカーフ、ボディーストレートと当てていく。終盤は安達もじりじり距離を詰めパンチを当てていく。ラウンド終了間際には右ひじを打ち抜き、早くもダウンを奪う。