「こじらせ」がプロレス界と世界を変える? 佐藤光留と矢野啓太が初タッグでIJタッグ王座を獲得【天龍プロジェクト】

フィニッシュは矢野の足取り式ゆりかもめ(©天龍プロジェクト)

 佐藤がキックと関節技、矢野がクラッチ技に勝機を見出す中、王者組は徹頭徹尾、タッチワークの魔術でレフェリーも含めて幻惑させつつ、一進一退の攻防は15分が経過。矢野が新井の腹にロケット頭突きを見舞い、フィンガーロックから新井の両耳をつかんで頭突き2発を放ったものの、新井の石頭の前に攻撃した矢野がダウン。

 なんとかカウント9で立ち上がった矢野は、新井を足取り式のゆりかもめで捕獲。リング内に滑り込んだ翔太が、つま先で両者の身体ごと引っ繰り返し、矢野の両肩をマットにつかせる頭脳プレーを見せたものの、佐藤に捕まり、そのスキにまた「ゆりかもめ」は元の体勢に戻ってしまい、痛みに耐えかねた新井がついにギブアップした。

 いろいろと、こじらせつつ天龍プロで出会うこととなった佐藤と矢野は抱き合って王座奪取を祝福。