れいわ・山本太郎氏、比例東京ブロックで立候補へ “東京8区騒動”は「今は言う時じゃない」
れいわ新選組の山本太郎代表が16日、都内で街頭記者会見を行い、衆院選について東京ブロックから比例代表として立候補することを明らかにした。
山本代表は「一時は東京8区、杉並区から立候補するという話があり、会見も開きましたけれどもハレーションが大きく私は引くことにしました。衆院選においては比例代表、東京ブロックから立候補します」と力強く宣言。
「この選挙では立憲民主党、共産党、社民党、そしてれいわ新選組の野党で共闘する。大きな力を持っている自民党、公明党を倒していくためには、野党が絵本『スイミー』のようにかたまりになって闘っていこうということで、この衆院選は野党共闘という形で参加することにしました」
また、記者からの質問に答える形で、比例代表として出馬する理由を「最初に発表した東京8区は結局降りることになった。このタイミングで次の選挙区ということになると、同じようなことが起こるかもしれない。もちろん他党の方々からもご提案はいただきましたが、現実的とは思えなかったのでお断りし、比例東京ブロックで闘っていこう、『れいわ』と書いていただける闘いを広げていこうということ」と説明。
自身の名簿順位は1位にしたとし「この2年間、国会にいられなかったことによってしんどい思いをした。25年のデフレで困っていたところにコロナまでやってきた中で、苦しむ人の声をたくさん聞いているのに、自分自身が国会で突きつけることはできなかった。次の選挙があったら、申し訳ないが一番手で乗り込ませてくれということを、れいわのメンバーは理解してくれた」と訴えた。
“東京8区騒動”について「言いたいことはいっぱいありますが、今は言う時じゃない」、統一候補となった立憲民主党・吉田晴美氏には「間に挟まれ、ある意味で被害者だと思っています。人間ですから心が揺れ動いたり心配を抱えたり、大変な思いをされたと思う。そこに対して組織としてしっかりフォローしていくことが必要」とエールを送った山本代表。今回の騒動を「政党同士が話し合い、選挙まで時間がない中で1本化を目指したのが東京8区。その結果、私が立候補したことでハレーションが生まれたので、私は違う方法でチャレンジしようということになった」と総括した。