女性27歳「将来について悩んでます。正直、27歳という年齢に焦りを感じています」【黒田勇樹のHP人生相談 125人目】

◆黒田勇樹「芸能活動は「コツコツ続けておいて30代を目指す」のが最善策です」

 いつも相談ありがとうございます!

 ぶっちゃけてしまうと、順番前後するけど、まず②と③!

「地元で出来ている芸能活動」と、“折り合いのつく形態の仕事”を、探して下さい。

「午後からの現場が多いなら、深夜か早朝」「休みたい時に休める仕事」「週末、必ず休みの仕事」etc…

 まずは、今やっている活動を「趣味で続けられる」ぐらいの日常を送っていけるものを選ぶといいと思います。

 そもそも20代後半の人が、アイドルや新人女優の様に突然売れることはないので「コツコツ続けておいて30代を目指す」のが最善策。

 なんと、芸能界は、10代後半が女の子の売れる勝負の時期だと思われがちですが、もう一度…

 30過ぎてもやってると、周りが結婚したり諦めたりして「それでも続けている“だけ”」で、貴重な人材になる瞬間があるのです!
(もちろん男も同じなのですが、時期がおしなべていて、女性はやはり出産を意識してなのかこの時期に大きな波があります)

 全然、結婚して出産して復帰して“こそ、出来る演技”や“唄える歌”もあると思うので、どっちの選択が正しいとは思わないので「続ける」を、優先して考えてみて下さい。

 最後に①

 学問には「学び方を学ぶ」という側面と、「学歴という資格を得る」という側面、があります。

 前者は、「数学が社会で役に立つの?」みたいなことをよく耳にしますが、「暗記や計算、実験など、“課題に対して有効な学ぶ手法”を知っておくことで、将来“知りたい”や“出来る様になりたい”ことに出会った時にアプローチする手法を練習しておく」

 なので、就学しなくても、大人には色々学ぶ方法が探せると思います。

 後者は、もう「その資格あった方が職業の選択肢増えるよ」っつーヤツで、学校行かないとどうにもなりません。

 どちらを手に入れることで、自分の求める「自信と経験」が手に入るのか、生活との折り合いをつけて考えてみて下さい。

 話題があっちこっちいったので、わかりづらいところや、俺が見落としてるところがあったら、またいつでもメールして下さい。あ、あと恋愛相談も!

 まずは、続けること。続けるためには健康!お互い、楽しく長くやっていきましょう。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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