【インタビュー】少年忍者の川﨑皇輝が伊能忠敬の偉業に「答えのないものに挑戦するすごさを感じました」
スタジオでは、天野ひろゆきさん、関根麻里さんらと共演しましたが、いかがでした?
「おふたりとも初めてだったんですが、ちっちゃい頃からテレビでみていた方だったので、お話できてうれしかったです。おふたりのお話のテンポとか、盛り上げ方とかもすごく勉強になりましたね。実際に3人で話していて、僕がどこで声を出していいかわからなくなったとき、すごくナチュラルに話しやすい流れを作ってくださったんですけど、それって、家で番組を見てるだけじゃ分からない気がして。人から助けられるのって、助けられた側じゃないとわからないんだなってすごく感じたので、僕もそういうところまで気を回してしゃべれるようになりたいなと思いましたね」
川﨑さんも少年忍者のリーダーとして、まとめる側ですよね。
「そうなんです。いろんな仕事を通して、こうやったらフォローになるんだなっていうことを学んでるところですね。本当に1個ずつですけど、“こういうときはこういう返しをしたら助かる”とか、“おもしろくなるんだな”っていうのをテンプレとして覚えてるんですけど、今回のように、自分が助けていただくと、“こういうふうに助けられるんだな”っていうのを身をもって感じることができて。その教科書はないので、1個ずつ吸い取るしかない。地道なんですけど、経験するしかないんだなって思いましたね」
今年は舞台「DREAM BOYS」への出演もあり、いろんなことを吸収した夏になったのでは?
「今年に入って、本当に新しいことをやらせていただいてるなって感じてます。CM(「AOKI」)を録ったり、ドラマでユニット主演したり、ひとりで舞台に出たり、今回のロケもひとりだったので、ことごとく新しいことに挑戦させていただいてるなって思ってます。忍者自体もひとりの仕事が増えて、全員で集まるタイミングも減ってきていているので、それぞれがそれぞれの場所で働けているのを楽しんでます。メンバーが多いので、メールのグループも3つに分かれていて、マネジャーさんの連絡が大変そうなんですけど(笑)。僕のところに「明日、鹿児島」って書いてあると、「え? 明日、鹿児島に行くの?」って会話が始まったり、誰かに舞台のリハーサルが入ってると、「何に出るの?」みたいな。それぞれの仕事現場を見に行ったりもするので、幅が広がってきて楽しいです」
伊能忠敬は日本の先人ですが、「DREAM BOYS」では、ジャニーズの先人である堂本光一さんの指導も受けましたね。
「テレビで見ていた大先輩であるし、僕は光一くんの『Endless SHOCK』おたくで、毎年必ず見に行くぐらい大好きなんです。その光一くんが演出する『DREAM BOYS』に自分が出て、光一くんが直に演出をつけてくださるのがうれしかったし、先輩が作ってきたものを吸収できるのもすごくうれしいです。ちょうどその前に僕も舞台をやっていて、コンサートもやりながら『DREAM BOYS』の稽古が始まったんですけど、光一くんが作品について深く深く掘ってくださって、分かりやすく、やりやすく指導してくださったんです。今回の『DREAM BOYS』に関しては、いろんな方から、よかったよって言っていただけて、すごく励みになりました」
その合間にロケに行ったということですが、大変でしたね。
「ロケは舞台の休演日に全部日帰りで行ったので移動疲れはありましたけど、遠出することでリフレッシュになったし、仕事が詰まってるのがうれしいんですよ。僕、憧れるスケジュールがあって、朝、生放送をして、昼に収録して、夕方から夜まで舞台のリハーサルをして、夜中にラジオの生放送みたいな(笑)。いわば働きすぎな1日に憧れていて、そういうのが夢だったりするんです」
では番組について、改めて見どころを教えてください。
「地図って、誰でも見ているものだと思うし、地図を一度も見ずに生きてる人っていないと思うんですよ。今はスマホで何気なく見られる地図ですけど、最初にその地図を作った人に触れることで、何もないところから新しいことを生み出すすごさも感じると思いますし、未来の地図のこともやっているので、楽しんで見てもらえると思いますね。この番組に参加出できて、僕も楽しかったし、すごくためになったので、みなさんにとってもそういう番組になれたらいいなと思ってます」
【日時】11月7日(日)19~20時〈TOKYO MX1〉
【出演】天野ひろゆき(キャイ〜ン)、川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)、関根麻里、星埜由尚(元国土地理院院長・「伊能忠敬研究会」特別顧問)