RENA vs 美憂、木村ミノル vs 和島…熱い試合が続く格闘技界
K-1ファイナルマッチに臨む木村“フィリップ”ミノル
K-1は12月4日に「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」(大阪・エディオンアリーナ大阪)を開催するのだが、先日行われたカード発表会見でスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(PURGE TOKYO)が自らの口で今回の試合が「K-1のラストマッチにしようと思っています」と発表した。
武尊に並ぶK-1の顔ともいえる存在となった木村だが格闘家として新たな一歩を踏み出す決断をした。
そのファイナルマッチで対戦するのは和島大海(月心会チーム侍)。和島は過去2回、木村にKO負けを喫しているのだが一度目は2019年3月に−68kg契約での対戦、二度目は昨年3月の「K’FESTA.3」で行われた「第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」の決勝で万全の状態といえる状況での戦いではない。また和島はその二度目の敗戦後、ここまで3連続KO勝ちと本格化し今回のタイトル挑戦を勝ち取った。
今回はタイトル戦として行われるのだが、木村が勝てば王座は返上となる。和島にとっては同じ選手に3連敗というのは許されず、また今後の同王座の価値を考えると“勝ち逃げ”は許しがたい。木村も有終の美を飾れなければ今後の格闘家としての価値にも影響する。互いの今後の格闘家人生がかかった大きな意味のある試合となりそうだ。