片桐仁「日本人には粘土の成分が足りない!」過去最大の展覧会が20日開幕 粘土アート20年の集大成
芸人、俳優、彫刻家として活躍する片桐仁の展覧会『粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展』が20日から東京ドームシティのGallery AaMo(ギャラリー アーモ)で開幕する。
これまでにも各地で展覧会を行ってきた片桐だが、今回の展覧会は過去最大級の規模で行われるもの。「粘土道」として20年にわたって発表してきた作品を始め、学生時代の絵画作品や「テレビブロス」の連載で描いたイラストまで、380点を展示する。
開幕を控えた19日に行われたメディア向けの内覧会では、片桐が巨大作品を背に挨拶。「僕に関するアート作品をすべて持ってきました」と胸を張り、「老若男女のみなさんに楽しんでもらいたい」と呼びかけた。
ラーメンズで担当していた連載のために、片桐がいろんなものに粘土を盛る企画を始めたことからスタートした粘土道。片桐は「まさか20年もやっているとは」としながらも、「アーティストになりたいという夢はありましたので、そうい意味では20年目の集大成ができたなと思います」。
手直ししたい作品はあるかと問われると、一番最初に作ったというセロハンテープの台に粘土をのせた『俺ハンテープ台』にまつわるエピソードを紹介。「僕の口からテープが出てくるんですけど、いろんな展覧会を回ってくる中で(右手の)指が全部折れまして。直そうとして右腕を全部作り直しました。もう少し手を大きくしたい、手のしわが甘いとか前から思っていて、当時の(自分の)技術に我慢ならなかったんです。左手は当時のままなので違いを見てください。かなり僕は上手くなりました(笑)」