ボビー・オロゴンが北村に逆転の一本勝ち「裏切らないような戦いを見せたかった」と涙のマイク【RIZIN.32】

ボビーのパンチが北村の顔面に炸裂

 試合の2日前になって試合時間が5分3Rから3分3Rに変更になったのだが、この原因をめぐり北村が「ボビーサイドから3分3Rにに」とコメントすると、ボビーは「もともと3分の話しか聞いていない」と反論するなどひと悶着。前日計量の際に榊原信行CEOが「運営側の伝達ミスだった」と報告し、3分3Rで落着するという出来事があった。

 試合は1Rから北村が組み付いてテイクダウンを奪うなどペースを握る。ボビーはガードに入れ、しのぐが体格で勝る北村にのられているだけでもスタミナをロス。北村は組み付かれながらもパンチをこつこつ。マウントに移行するが、ボビーはすきを突いて立ち上がる。

 2R開始早々、ボビーは右ローを放つが北村はキャッチしてテイクダウン。上を取るがボビーの体がロープの外に出てしまいブレイクとなってスタンドから試合再開。ボビーがパンチを放つが北村はタックルからまたもテイクダウン。北村はボビーの足を取るが、ボビーはサイドバックの体勢からパンチを放っていく。これを嫌がった北村の一瞬のすきを突いてボビーが首を取るとスリーパーホールド。ついにやってきた千載一遇のチャンスにボビーがぐいと絞め上げると北村はたまらずタップした。