Jr.EXILE世代が継承する、EXILEのDNAーー中務裕太、吉野北人、木村慧人、日髙竜太に聞く
―― ところで、お互いのミュージックビデオを観たり、楽曲を聞いたりはしてますよね?
中務:観てますよ!(笑)
―― ではお互いをほめ合ってもらえないでしょうか? 自分のグループではないグループのミュージックビデオや作品で「格好いいな」「これはやられたな」「うらやましい!」と思ったような部分を教えてほしいです。
中務:やっぱり、ランペ(THE RAMPAGE)かなあ。北ちゃん(吉野のこと)も言ってましたけど、今のEXILEと近いところがあるので、EXILEが若返るっていうとアレですけど……フレッシュ。EXILEだと大人っぽいですけど、ランペはフレッシュで若々しいエネルギーが感じられる。
日高:僕、いつもTHE RAMPAGEさんのパフォーマンスをライブとかで見るたびに、鬼の集団というイメージを持っているんですよ。勢いがすごいじゃないですか。ミュージックビデオからも気迫と勢いが伝わってきて、さすがだなとしか。圧倒されました。そこにMA55IVE THE RAMPAGEのみなさんが登場されて、僕もびっくりしました。
中務:MA55IVEが入ることによって全く新しいものになっていて、格好いいよね。
木村:MA55IVEさんの登場で違うグルーヴになっているというか、5人揃っている感じがもはや別のグループのようにも感じて。映像も黒白になって格好良かったし、迫力もあるし、すごい衝撃でした。負けてられないないな、と。
吉野:ファンタ(FANTASTICS)は爽やかだよね! キッズと一緒に踊っているシーンとかTHE RAMPAGEがやってたら…ヤバい(笑)。
日高:キッズが参加している感じはGENERATIONSさん、THE RAMPAGEさん、僕たちとも違った持って行き方ですよね。ファンタさんらしいですよ。
中務:ファンタはランペとはまた違った側面のEXILEらしさを継承していると思うし、僕ら(GENERATIONS)には出せない爽やかさがある(笑)。…で、バリ(BALLISTIK BOYZ)は、全然微妙でしたね。
日高:えっ???(笑)
中務:(笑)。冗談だよ。EXILE TRIBEでは初の全員マイクなので、新しい感じが出てますね。「Touch The Sky」はめちゃくちゃ難しい曲なのでプレッシャーはあったと思うけれど、それを感じない、いい意味で、まったくオリジナルを気にしていないし、バリのオリジナルにしている。グループの成長につながるんじゃないかなと思います。
吉野:バリは、ずるい、格好いい、嫉妬してしまう。やっぱり全員がマイクを持っているから、他のチームにはない見せ方ができるし、僕はみんなで円になって回っていくシーンがすごくいいなって。
木村:あそこの撮り方、面白いよね。バリのミュージックビデオは、椅子で人が消えたりしたりするとか、演出がすごい好き。
――GENERATIONSの「SUPER SHINE」についても聞かせてください。
日高:僕はうらやましいと思いました。EXILEさんの感じも残しつつ、GENERATIONSさんの作品になっている。格好良くてオシャレな感じはGENERATIONSさんだと思うんです。何回も見て……この企画の中では一番見たかもしれない。
――GENERATIONSとBALLISTIK BOYZの作品では椅子という共通点がありますよね。
日高:あっ、そうですね!
中務:確かに(笑)
吉野:赤い椅子に座って並んで踊っているところがすごい好きです。ポップさみたいなところもジェネ(GENERATIONS)さんらしいですよね。個人的にジェネさんは、Jr.EXILEのなかで一番上ということもあって余裕があるんです。大人の余裕の格好よさみたいなものを「SUPER SHINE」から感じました。
木村:僕が好きなところは、EXILEさんのフォーメーションをやられていたりとか、そういうところ。それにこの曲にラップが入ってくるとは思わなかったし、(佐野)玲於さんのアニメキャラとか。びっくりして、見ていて楽しかったです。
中務:あれは玲於がアニメにしたいって言ってたんだ……
――このお話を伺って、もう一回見直して味わおうと思いました。EXILEのオリジナル楽曲、そしてJr.EXILEバージョンをあわせて観て、聞いて、師走は楽しめそうです。今日はありがとうございました。
(本紙・酒井紫野)