斎藤裕と朝倉未来の再戦決定。斎藤「世間に届く試合にしたい」、朝倉「勝負論のある試合になる」【RIZIN.33】

1年1か月ぶりの再戦が決まった斎藤(左)と朝倉

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月9日、都内で開催された。

 前フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)と朝倉未来(トライフォース赤坂)の約1年1カ月ぶりとなる再戦が決まった。2人は昨年11月の大阪大会で初代フェザー級王座をかけて対戦。激闘の末、3-0の判定で斎藤が勝利を収め、初代王者に輝いた。その後、朝倉は大晦日の弥益ドミネーター聡志戦で再起を果たすが、6月の東京ドーム大会でクレベル・コイケの前に失神一本負け。10月の「RIZIN LANDMARK vol.1」で萩原京平に判定勝ちを収め復活するも、その後に行われたABEMAの企画の際に左ヒザの半月板を痛め、出場を危ぶむ声もあった。

 斎藤は朝倉に勝利後はケガもあり復帰戦は6月のドーム大会に。ヴガール・ケラモフのダーティーファイトにてこずったものの2-1の判定で勝利を収めた。10月大会ではDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎を相手に初防衛戦に臨むもカットによるドクターストップでTKO負けを喫し王座陥落。今回が再起戦となる。

 会見で朝倉は「ここ2~3年で日本の総合格闘技の認知度が上がってきていて、盛り上がってきていると思うんですけど、やっぱり大晦日は格闘技が一番盛り上がる日だと思うので、盛り上げるために出場を決めました。斎藤選手とは1年越しなんですが、どっちも強くなっていて、すごく勝負論のある試合になると思っている」などと参戦の経緯、そして試合について語った。ケガについては「ケガなんてありましたっけ?(笑)」と煙に巻き「僕のことより斎藤選手の眉毛の傷が開かないか聞いてください」と続けた。

 斎藤は「海外の選手が入ってこれなかったり、いろいろな事情がある中で、RIZINだったりファンの方々が僕と朝倉選手の試合を臨み、それが盛り上がるのであればやる意味があると思う。1年前にやっていますが、今回は全く違う展開になると思う。そういう意味でもすごく盛り上がると思ったので、出場することに決めました。とにかく会場を盛り上げて世間に届く試合にしたい」と参戦の経緯を語った。牛久戦で負った傷については「傷跡は残っているが、開いたらしようがないと思う。それも込みでやると言ったので問題ないです」と若干の不安を感じさせた。

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