池袋サンシャインシティで鉱物・化石・天然石の祭典「第30回東京ミネラルショー2021」
「福水貿易(ガリンボ)」ブースはブラジル産パライバトルマリンのルースを特別販売
エスカレーターで3階の第2会場に上がると、中央の通路に位置する「福水貿易(ガリンボ)」ブースで希少なブラジル産パライバトルマリンのルースを特別販売している。パライバトルマリンとは、ブラジルのパライバ州で産出される銅とマンガンを含むエルバイト(グリーントルマリン)で、グリーンからブルーにかけての美しい色が特長。「東京ミネラルショー」だけの特別価格とあって、お気に入りのルースを選ぶお客さんの表情は真剣そのもの。
最後にご紹介したいのが、天然石の篆刻印を扱う「沈強篆刻(しんきょうてんこく)」ブース。サントリー「伊右衛門」の落款デザインでも知られる書家・画家・篆刻家の沈強先生オリジナルの篆刻印が並んでいる。書道や書画の落款だけでなく、イラストや手紙に添えたり社会人の記念やプレゼントにしたり意外と用途が広い篆刻印。通常は紹介か個展でしか注文できない貴重な作品だが、好きな石を選んでその場でオーダーも可能である。制作済みのネーム印は税別3500円からなど、「東京ミネラルショー」でしか手に入らない作品は一見の価値ありだ。
第2会場では特別展示「那須♨︎発!化石大集合」のほか、11、12日は特設コーナーで化石の発掘作業を体験できる「何が発掘できるか」やメキシコ・チョヤス鉱山の水晶ジオードを目の前で割る「ジオードクラッキング」も実施。地球が育んだ自然の芸術たちが楽しめる「第30回東京ミネラルショー2021」は、サンシャインシティ 文化会館にて13日まで。