SDGs未来都市、豊島区役所で「としま子ども会議」16人が4チームに分かれ大人顔負けの意見表明

IKEBUSの内装デザインや文化アンバサダーなどユニークなアイデアを披露した他文化共生チーム

 続いて三原真理愛さんが、国際交流について「Zoomなどを使ったオンラインでの外国人の方との交流と、区民広場でコロナ対策を徹底したうえでの交流イベント」を提案し、さらに植野葵さんは複雑な区役所の申請作業を「特にベトナム語やミャンマー語など専門的知識を持った通訳者の育成や、役所管轄外で申請をスムーズに進められるようインターネットなどで他言語で分りやすく提示すること。言語の隔りがなく気軽に利用できるようなバイリンガルカウンセラーの育成が挙げられます」と居住者がストレスや孤独を感じない配慮を求めた。

 SDGsチームの稲次啓子さんは、ビルの外壁に植物を配置する壁面緑化を訴え「西武百貨店の植物の壁を一部でなくビル全部につけ、池袋にあるすべてのビルにもつけるべきだと考えています」。竹内健人さんは、オンライン授業を行う学校の増設や転入届のオンライン化、小・中学生に配布するタブレットを国産に、区のデジタル化の進行度合いを専門家に調査してもらいたいと提案。松本佳積さんは、安全面ですべての道路に白線を引くことと「訪れる人にとって分かりやすく、整備しやすい街づくりのために、道路を広く道を少なくしたいです」と語った。

SDGsチームは壁面緑化やデジタル化、道路整備を通じて住みやすい街づくりを提案