「TSUBURAYA CONVENTION」で映画『シン・ウルトラマン』の公開日と主人公の名前がついに明かされる
ウルトラマン初代スーツアクターの古谷敏が登場
続いてスペシャルゲストとしてウルトラマン初代スーツアクターの古谷敏が登場。「55年経ちました。僕を含めて、現場では汗と涙と血と……。改めて見ますと、ウルトラ愛の強いスタッフさんやキャストさんがいっぱいいました。今度の『シン・ウルトラマン』もそういう、愛と、夢と、希望を持たせてくれる作品になっていると、思います! 心からうれしく思います、ありがとうございます」と樋口、斎藤への敬意を表する。しかし特報の第二弾を見た感想は「秒数が少なくてチラッと見て全然分からなかった」。その後、初代ウルトラマンの独特なスペシウム光線ポーズの秘話を聞かれるも「それを話し始めると1時間も2時間もかかってしまう」として「必然的にこういうポーズになった」とまとめた。
イベントの最後には観客へのメッセージが語られた。樋口は「お待たせして申し訳ありませんが、お待たせした甲斐のあるものに多分……、まあ、なるべく頑張っております。今日もこうしている間も多くのCGスタッフや、仕上げに関わる多くのスタッフが働いております。このままでいくと年末年始がなくなる……お餅どうしようか、そんな話がそろそろ出始めております。それでも作り続けなくてはならない。5月13日、みなさんに見ていただくため。そのために私も心を鬼にして頑張りたい。私が、頑張れば、頑張るほど、皆さんが苦しむ。分かっているけどやめられないのが、この仕事の罪深いところでございます」と心情を吐露。斎藤は「2年前、たしか樋口監督と、【21年公開】というプラカードを持った記憶があるのですが、そこからさらにパンデミックを経て進化しつづけている『シン・ウルトラマン』。俳優部としては、なかなか関われることはないのですが、僕のなかでも、この作品に関してはクランクアップして終わりでなく、どこかずっと共存しつづけている感覚があります。それが来年5月に皆さんにお届けできること光栄に思っています」と語る。また、それぞれから、同じステージに立つ古谷をはじめとする初代ウルトラマンを作った制作者たちへの敬意が語られた。「僕ら、古谷さんの素晴らしいお仕事を見て育ってきた以上は、次の世代に同じような“被害者”を生み出しつづけなければいけない……感謝しております」(樋口)、「初代ウルトラマンという、歴史を作って、創造してくださった皆さんへの大いなるリスペクトをこめた現場でしたし、そういった作品になると思います、今の時代に必要になる映画と思いますので、もうしばしお待ちいただければと思います」(斎藤)。