EPICURE オーナーシェフ 藤春幸治さん「これからの日本の食に“おいしい”の 一つ先にある多様性を」

EPICURE オーナーシェフ 藤春幸治さん(撮影:蔦野裕)

【起業家の本棚】藤春幸治さんの起業家年表&「その時の1冊」

[1991年]
15歳で料理人の道を志す

[1999年]
フランス、イタリアなどヨーロッパで料理人としての研さんを積む

[2003年]
有名外資系ホテルなどで料理長を務める

[2005年]
料理人としての腕をさらに磨くために渡米し、伯父であり全米トップ10シェフにも選ばれた杉浦勝男シェフの元で料理人としての哲学を学ぶ

[2011年4月] 
株式会社Wisteriaを創業。杉浦シェフの教えや、アメリカでの経験を生かし、新しい食文化「ケアリングフード」の概念を創案する 

『ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか』 (著者:ケン・ブランチャード ダイヤモンド社) 当時、ケアリングフードという新しい食文化の概念が固まったタイミングでもあり、その際に非常に参考になった一冊です。

[2014年4月] 
自身がオーナーシェフを務めるレストラン「EPICURE」を開店

[2015年] 
ケアリングフードの概念をさらに広めるため、株式会社ケアリングフードを設立

[2016年5月] 
本格派の美味しさを味わいながら健康管理も同時にできる、新ジャンルの冷凍食品「Hill’s Epicure(ヒルズ・エピキュール)」を監修

[2016年6月] 
活躍の場をさらに広げるため、エイベックス・マネジメントと契約を結ぶ

『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』 (著者:佐藤等 日経BP社)このころ、事業展開が多角的に進んでいくにつれ、携わるスタッフも増えてきたことからチームマネジメントに関する本を読みたいと思って購入した一冊。

[2016年9月] 
自宅でできるケアリングフードのレシピをまとめた『あなたのカラダが21日で変わる「ケアリングフード」レシピ』(講談社)を出版

[2019年11月]
家庭で誰もが簡単に「ケアリングフード」を作れる、糖質制限・グルテンフリーの商品シリーズを監修

[2020年2月]
乳・卵不使用で、ビーガンの人でも食べることのできるアイス「ケアリングアイス」を監修

[2020年8月]
新潟県燕三条の米粉麺工場の経営を開始

『スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営』 (著者:山井太 日経BP社)新潟県の燕三条に自社の製麺所を持ったタイミングで、同じく燕三条に本社を構えるスノーピークの山井会長と知り合う機会があり、そのことをきっかけに拝読した著書で、現在の自分にとっては非常に刺激的で参考になった一冊です。
異なる食理念や背景を持つ人がともにテーブルを囲める場を
 東京・元麻布のレストラン「EPICURE」は糖質や脂質、タンパク質、塩分、 アレルギー食材などの食事制限や、ヴィーガン、ベジタリアン、ハラールといった食理念を持つ人のオーダーに合わせた料理を提供。調理食材やスイーツなどをオンラインでも販売している。
「EPICURE」東京都港区元麻布2-1-17 モダンフォルム1F
【URL】https://epicure-low.com
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