「いろいろとつかみ損ねてきた」扇久保博正「あきらめずに挑戦し続ければ必ず報われるということを見せたい」【RIZIN.33】

賞金は結婚式に？　「両手に花」目指す

　会見で別ブロックの朝倉海が扇久保の勝利を予想したことについては「うれしかった（笑）」と笑顔。朝倉とは昨年8月にバンタム級王座をかけて対戦し敗れているのだが「決勝で当たることになれば前回とは違う戦いになる」と雪辱を期した。

　優勝を前提に来年については「ここ2年くらいずっと日本人選手と戦ってきたので、来年は強い外国人選手と戦って結果を残したい」と語る。現在、RIZINはBellatorとの提携を深めているのだが、そのBellatorのバンタム級では、先日、堀口恭司が王者・セルジオ・ペティスに挑戦し、3Rまで圧倒したものの4Rにバックブローをもらい、KO負けを喫した。この試合について扇久保は「堀口選手は少し動きが落ちていたなと思った。瞬発力とかステップなどが前のようには踏めてないと思った。ぺティスはうまく5Rの戦い方をしていると思った」と試合を分析したうえで「自分もそこで戦ってみたい」とトーナメント制覇後のBellatorバンタム級戦線への参戦も視野に入れた。

　また今回の試合について「ここでしっかり栄光をつかみ取りたい。いろいろとつかみ損ねてきたこともたくさんあったが、あきらめずに挑戦し続ければ必ず報われるということを見せたい。そういう人はたくさんいると思う。そういう人たちを勇気づけたい」とファンにメッセージ。

　そして優勝賞金については「賞金は…結婚式とか、ですか（笑）」と両手に花を目指す扇久保だった。