上白石萌音と森七菜「どっちを選ぶ?」『君の名は。』と『天気の子』ヒロインが新海誠最新作に名乗り?

 

 新海誠監督の最新作製作発表会見が15日、都内にて行われ、新海監督と、新海作品の“2大ヒロイン”上白石萌音と森七菜が登壇した。

『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続き、3年ぶりとなる待望の最新作は『すずめの戸締まり』。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉める旅に出る少女の成長と解放を描く。

 新海監督は、本作が日本全国をめぐるロードムービーとなることや、扉を“開く”のではなく“閉じる”物語となること、映画館に足を運びたいと思う映画を目指していることなど、作品内容の一部を明かした。

 この日は新海監督の大ヒット作品でヒロインを務めた女優・上白石萌音と森七菜も駆け付けた。

『君の名は。』(2016年)でヒロイン宮水三葉役を務めた上白石萌音は、最新作発表会見のゲストに呼ばれたことに「新海さんの大ファンの神木くんが、悔しがるだろうな(笑)」と、同作で共演した神木を引き合いにして笑いをさそい、『天気の子』(2019年)でヒロイン天野陽菜役を務めた森七菜も「実は次も3年後に(最新作が)来ると予想していました」と、それぞれ新海作品への思い入れを熱く語った。

 一足先に“Vコンテ(動画の絵コンテ)”を見たという2人。上白石は「まだ色もついておらず、声も新海監督の声なんですが、骨組みだけでも圧倒されました。これまでの新海イズムを保ちつつ、それこそ新たな扉を開けられた」と話し、森も「ゾクゾクして鳥肌が立ちました。完成作を見たら私、鳥になっちゃうよ、と思いました(笑)」と大興奮。

 信頼する2人からの言葉に新海監督も「コロナが始まったタイミングで企画を考え、この2年ほとんど外にも出ず脚本を書いていた。他ならぬ萌音ちゃんと七菜ちゃんに良かったと言ってもらえてよかった」と安どの表情を浮かべ、今後行われるというオーディションについて「2人が監督だったらどこを見ます?」と相談。上白石は「枠を設けずいろいろな声が聞きたいと思います」。一方の森は「『君の名は。』や『天気の子』を見て、ヒロインに監督の理想を重ねているのかなと」と鋭い視点で監督を苦笑させつつ「それがより輝かせてると思います。今度の鈴芽は強い女の子のように感じました」と、鈴芽の人物像に興味津々。

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