力道山没58年法要で末期の肺ガンから生還した息子の百田光雄が「もう一度リングに」

眼光鋭くファイティングポーズを取る百田光雄

 百田に代わって挨拶に立った妻・保恵さんは「百田がご挨拶するところですが、ご存じの通り末期のがんで、今ここに立っていること自体が奇跡なんです。本当によく頑張ってくれたと思います。今は外でガンという対戦相手と戦っていますが必ずリングに帰ってまいります。それまで諸先輩方、お父さんが一番気になるのは(息子の)力のことです。どこかの会場で、もしご一緒させていただいたときは、悪いときはどうぞご指導いただけますよう伏してお願い申し上げます。皆様方の応援があり、お医者様の尽力、本人の努力で今日ここにおります。来年も皆さまの顔を見れるようにこれからも戦っていきます」と法要の挨拶とともに百田の心中を代弁した。

 百田は挨拶で声を張ることこそなかったが、参列した選手や関係者らと談笑し、記念撮影に応じる姿も。そして囲み会見では「今はジムにも通いトレーニングも再開した。試合ができるできないは分からないですけど、もう一度リングに上がるような気持ちで頑張りたい」と語った。