力道山没58年法要で末期の肺ガンから生還した息子の百田光雄が「もう一度リングに」

力道山のお墓に手を合わせる藤波辰爾(左)とLEONA

 また「昔から気持ちだけは強いんで。僕の状況だとかなり痛みが激しいらしいんですけど、僕自体は全然そういうものは感じなかった。治療中も痛みとかは全然気にならなかった。そういう意味では結構しぶといなと自分でも思います(笑)。がん細胞はなくなったわけではないが、MRIでは転移も見られなかったので、このままいい方向に向かってくれればいいなとは思っています」と闘病生活と現在の状況を明かしたうえで「家内には“食べすぎだ”と言われている。食欲はものすごくある。一番低い時で80いくつから51~52キロまで落ちて、今は74~75キロある。まあ、肺がんの人には結構、力を与えられるんじゃないか。頑張れば治る可能性もある病気ということで」などと復帰へ向けての力強い言葉が飛び出した。

 法要には藤波辰爾、秋山準といった現役レスラー、引退した小橋建太氏、ストロングスタイルプロレスの会長で“過激な仕掛人”として名をはせた新間寿氏ら多くのレスラーや関係者が参列した。百田は全日本プロレス、プロレスリング・ノアでともに戦った小橋氏、秋山とは久々の再会となったのだが「僕が棺桶に入る前の顔を見に来てくれたのかな(笑)。だけど久しぶりに僕の顔を見に来てくれて、会えたのはうれしいです。見に来てくれるということは気にかけてもらえてるのかなと思うんで。今日は藤波選手も来てくれている。本来は父の法要ですが、半分は僕の顔を見に来てくれたのかなと思うんで、そうしていただけるのは本当にありがたいなと思います」と感謝の言葉を述べた。