王者・新美貴士が計4度のダウンを奪って篠塚辰樹に完全KO勝ち。「ここは知名度だけで上がっても勝てないリング」【Krush.132】
篠塚の左ボディーが炸裂(撮影・蔦野裕)
篠塚はアマチュアボクシングではインターハイ・ベスト8に輝き、プロボクシングでも3勝(2KO)1敗の成績を残し、キックボクシングに転向。他団体で9戦7勝2敗(6KO)の戦績を残し、今年3月の「K’FESTA.4 Day.1」でK-1ジャパングループに初参戦。元Krushフェザー級王者の小澤海斗に延長の末2-1で判定勝ちを収めた。9月のK-1横浜アリーナ大会では斗麗と対戦の予定だったがケガで欠場。今回は約9カ月ぶりの復帰戦だった。
1R、篠塚はいきなり飛びヒザを放つが、ガードした新美は着地した篠塚にワンツーを当て、あっという間にダウンを奪う。立ち上がった篠塚はパンチの連打を放つが、新美もパンチからハイキック。篠塚は早くもクリンチ。新美のパンチにまたもクリンチで注意を受ける。しかし篠塚はパンチの連打で反撃。左ボディー、右アッパーを的確に当てていく。篠塚の左右のフックの連打や左ボディーにやや動きが鈍った新美だったが、ガードを固めてしのぐと左右のロー、左ミドルをこつこつと当てていく。