王者・新美貴士が計4度のダウンを奪って篠塚辰樹に完全KO勝ち。「ここは知名度だけで上がっても勝てないリング」【Krush.132】

新美のヒザ蹴りが篠塚のボディーにグサリ(撮影・蔦野裕)

篠塚から計4度のダウンを奪う

 2R、新美はガードを固め前に出る。篠塚はガードのすき間から左ジャブをねじ込むと右フック。しかし新美が左インロー、左ボディーストレート、左ミドルを連打すると篠塚の動きがガクンと落ちる。しかし篠塚も1R同様、左ボディー、左フック、右アッパーを打ち返すが、新美の蹴り足をつかんでしまい注意を受ける。篠塚は起死回生の飛びヒザを狙うが、新美は見切ると篠塚に右フックをクリーンヒット。なおもパンチの連打を放つとボディーを効かされガス欠の篠塚はダウン。立ち上がった篠塚をコーナーに追い込んだ新美が連打からヒザをボディーに叩き込むと篠塚は2度目のダウン。

 なんとか立ち上がった篠塚だったが、残り時間が少ないなか、新美は篠塚をコーナーに詰めると右フック、これでよろけてダウンしかけた篠塚の顔面に左ヒザを突き上げると、篠塚は完全にダウン。このラウンド3つ目のダウンを奪った新美がKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した。